【SS】Drug Over Dose【2BRO.】 (ページ6)

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# 3 弟者［突飛］ページ6

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『ん～、…重いっ！』

ソファに横たわり、好きな芸人が出ているバラエティー番組を見ていた夜の10時代。

突然の来客者は、残業が思った以上に長引いてしまい、家に帰るのが面倒になったから泊まるつもりで来たらしい。

確かに一括りにすると来客者ではあるが、分類すればその正体は自分の彼氏。

泊めるのは別にどうって事ない。
ただ、今日は妙にスキンシップが多い気がするだけ。

今も、二人で寝転ぶのには狭すぎるソファで、私の体に自分の体を半分乗せるようにしているし、
自分の体重を私に預けながら首元に顔を埋めてきて、たまに唇を這わせてくる。

さっきからずっと、重いし、くすぐったいし…何より恥ずかしいが勝る。
テレビの内容も入ってこないどころか、好きな芸人に視線を向ける隙なんて一瞬の内に奪われていく。

でも…喉乾いてきたんだよなぁ……
何か良い案ないかな…………

そして思い付く。

彼の特性をよく理解した、彼女の私だけが思いつくであろう作戦を。

私が悪巧みしてるなんて、全く気付かない様子で。
弟者は無邪気に返答をした。

「俺は全然重く無いよ！」

『だろうね。私に乗っかってんだか…らああぁあ！！』

「うわあぁあっ？！っえ？！何？！何で急に大きい声出してんの？！」

おう、驚いてる、驚いてる。

私は弟者のハイパービビリな性格を応用し、私の首元で安心しきっている彼の耳元でわざと大きめの声を出した。

予想通り。

彼は面白いほど良い反応をしてくれた。

驚きで飛び上がってくれたおかげで私も起き上がれたし、
叫ばれた耳を押さえる、私をホールドしていた手からも逃れる事が出来た。

この作戦、完全無欠。
さすが私！と言った所か。

『よし、やっと剥がれた』

ソファから立ち上がり伸びをする。
あ～あ、ちょっと腰痛くなったじゃない、どうしてくれんのよ。

早速、飲み物を取りに行くためキッチンへに行こうとした時だった。

「は～びっくりしたぁ…ちょ、どこ行くのさっ！」

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文字数が足りな過ぎて書きたい事はいっぱいあるのに、縮めたり伸ばしたりしているせいで思うように書けず悔しいです( ﾟдﾟ)
しかも、題名に【SS】(ショートストーリー)って、入れてるのにどちらかというと中編小説の詰め合わせになってますよね…もう自分が何をしたいのか分かりません。(末期)

星、お気に入り、順位を下さり本当にありがとうございます！
とても励みになります。感涙です。

おやすみなさい。

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