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｢へぇ…よく見てるな。
まぁ、ここにいるのはどーしようもない奴らだからな。
だから、俺の下に付かせた。
それだけだ。｣
大切そうにそう言って優しく笑う都雅にふうは目を細めた
そしてそれから数分も立たないうちに、都雅の寝息が聞こえてきた
それを見て、
｢…本当に、子供みたいな人。｣
そう呟いて都雅の長い睫毛が伏せられ、気持ち良さそうに眠る端麗な寝顔をじっと見つめた
赤羽都雅
とても不思議な魅力をもつ男
子供のように無邪気に笑い、気に入ったものは強引にでも自分のものにしようとする
そして何も隠すことなく、真っ直ぐに自分の言葉を言ってくる
自信に満ちた、強く、絶対的な目をして
美しい顔立ちに少し似つかわしくない逞しい体は、彼の強さを物語っている
そしてあの棗に恐ることなく、むしろあの状況を楽しむように笑っていた、彼の飄々とした生き様を
そんな彼だからこそ、あんなに慕われ、ここのトップになったのだろう
まるで…
｢…私、あなたにすごく似た人を知ってる。｣
だから、拒めないんだ
だから、応えられないんだ
そう言ったふうの顔はとても切なげ だった
｢…ん｣
パチリと突然目を開けた都雅に、ふうがピクッと身じろいだ
｢…どうした？｣
まだ少し眠そうな顔をしながら、都雅が手を伸ばし、ふうの頬に手を添えた
｢…な、にが？｣
｢いや、泣いてるように見えた｣
そう言う都雅を少し息を呑むように見つめたふうに、都雅がニヤリと笑った
｢なんだ、惚れたか？｣
｢…今だけ、少し負けてあげる｣
そう言って微笑んだふうに、今度は都雅が息を呑んだ
固く閉ざされた花が一瞬で咲きほころぶように
そんな花のように美しく笑うふうに、都雅がぼそりと呟く
｢初めて、見た…｣
｢…え？｣
｢いや…なんでもねぇ。｣
そう言って都雅は体を起こし、ふうを抱きしめた
初めて見た彼女の笑顔に少し赤らんだ自分の顔を隠すために
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蒼(プロフ) - jupi**さん» わぁぁっ！ありがとうございます！♪♪ (2015年4月30日 19時) (
レス) id: bde65050a4 (このIDを非表示/違反報告)
jupi** - 4まで読みました！文章がとても綺麗で純粋で…優しい気持ちになれますね（´ ｀*）先が楽しみです！ (2015年4月30日 17時) (レス) id: c13b622e53 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 実さん» す、す、すいませんでしたぁっ！！(一同) (2015年4月15日 6時) (レス) id: bde65050a4 (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - はーい、雪ちゃんいじめた奴ら〜♪……………………覚悟はいいか(怒) (2015年4月14日 12時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - 雪ちゃんトドメさしてるから (2015年4月7日 18時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2015年2月13日 22時
