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｢堕としてやるよ、"お姫様"。
そんな余裕持てなくなるくらいにな。｣
そう言って自信に満ちた笑みを浮かべる都雅にふうがちらりと黒目を動かした
そんなふうの反応に気を良くした都雅がさらに距離を詰めようとしたが、するりとふうは腕の中から抜け出した
｢…じゃ。…頑張って…？｣
そう言い残して颯爽と出て行ったふうに一瞬ぽかんとする都雅
そして我に返り、残された部屋で一人、都雅がニヤリと笑った
｢七瀬ふう…ますます気に入った｣
そうして今朝、登校したきたふうの前にいきなり現れ、攫うようにしてバイクに乗せ、今に至るのだ
｢着いたぜ。｣
そう言ってバイクから降りた都雅がふうの手を引いて"目的地"の建物へと入る
昨日来たばかりの校舎の中では、此処のトップである赤羽都雅と、そのトップに手を引かれて歩くふうに生徒達がざわめいていた
何度目かの熱烈な目に眉間に皺を寄せるふうに都雅がからりと笑って宥める
｢悪いな。うちの野郎達はかなり女に飢えててな。
まぁ、お前には手ぇ出せないようにするから安心しろ。｣
そう言って校舎の一番奥の部屋の扉を開けると、昨日と同じようにずらりと並び出迎える男達
｢おはようございます！！都雅さん！！｣
｢あーあーもういいって暑苦しい。
あ、こいつ俺のだから。手ぇ出すなよ。｣
｢はい！！｣
｢だからいいって。｣
都雅が苦笑まじりにそう言って男達を外に追い出しソファまでふうを連れていく
そしてそのまま腰を下ろす都雅と、その前で足を止めるふう
｢座らないのか？｣
｢…隣に？｣
｢隣以外のどこがあるんだよ。｣
都雅がカラカラと笑いながらふうの腕をグイッと引っ張って隣に座らせる
｢心配すんな、昨日みたいにいきなり押し倒したりはしねーよ。｣
｢…いきなりじゃなかったらするみたいだけど？｣
｢まぁそれは…あるかもなぁ｣
そう言って無邪気に笑ってふうの膝の上に寝転ぶ都雅
｢…言ったそばから…｣
｢いーじゃねぇか、膝枕ぐらい。｣
そう言って猫のようにふうの腹部に擦り寄る都雅にふうは諦めたようにため息をつく
｢…学校のトップがとんだ甘えんぼね。｣
｢まぁ俺はお前らのとこの"王様"みたいに気張ってないからな。
自由に生きてんだよ。｣
そう言ってけたけた笑う都雅に
｢…でも、あなたの部下はとてもあなたを信頼してるようだった。
力だけで捩じ伏せたら、あんな風には慕われない。｣
都雅の髪をサラリと撫でながらふうがそう言葉を落とした
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蒼(プロフ) - jupi**さん» わぁぁっ！ありがとうございます！♪♪ (2015年4月30日 19時) (
レス) id: bde65050a4 (このIDを非表示/違反報告)
jupi** - 4まで読みました！文章がとても綺麗で純粋で…優しい気持ちになれますね（´ ｀*）先が楽しみです！ (2015年4月30日 17時) (レス) id: c13b622e53 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 実さん» す、す、すいませんでしたぁっ！！(一同) (2015年4月15日 6時) (レス) id: bde65050a4 (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - はーい、雪ちゃんいじめた奴ら〜♪……………………覚悟はいいか(怒) (2015年4月14日 12時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - 雪ちゃんトドメさしてるから (2015年4月7日 18時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2015年2月13日 22時
