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｢仕事内容、についてだが。
普段はこれといった仕事はない
ほとんどの管理は真央がやっているし、あるとしたら行事のときぐらいだろう
あと、"特別補佐"というのは、｣
そこまで言った棗は、突然言葉を切り、此処にいる全員を見渡した
｢…や、やっぱりその仕事はやめといた方がいいんじゃないかな…｣
空也が不安そうに言う
｢…ふうちゃん。
この学校はね、ここら辺の学校の
"トップ"なんだ。
去年、棗が登り詰めた。
だから、何かと此処の学校が気に入らない奴らが出てくる。
奴らは常に僕らを狙っているからね。だから…｣
｢…だから、お前に"スパイ"に
なってもらいたい。｣
言いにくそうな真央を遮り、
棗がふうの目をじっと見据えて言った
｢危険なのは分かってる
だが、奴らはこの学校を潰そうとしている。
その、"情報"が欲しい
奴らが動く前に、行動をしたい
俺は、この学校にいる人間を守らなければならない
誰一人、傷つかないように。
…お前になら、出来ると思った
お前の、その目を見たら。｣
棗の言葉に黙り込んだふうを見て、慌てて真央が言う
｢ふうちゃんが、嫌なら別に構わないんだ。
君には、そんな理由なくても
生徒会にいて欲しいから。
他の策を考えるよ。
ただ、僕らの本当の目的は、
"和解"することなんだ。｣
｢…和解？｣
今まで一言も発さなかったふうが、やっと口を開いた
｢…俺達には敵が山ほどいる。
だが、俺達は別に歪み合いたい訳じゃない。
"仲間"になれるのなら、そうなりたいと思っている。｣
そう真剣に言う棗を今度はふうはじっと見つめる
｢……分かった。｣
｢！｣
まさかこんなにあっさり引き受けるとは思っていなかったのか、全員の、目が見開く
｢…いいの？ふうちゃん。｣
戸惑いがちに聞く真央に少し呆れた顔をしながらふうは言う
｢…それが、私の仕事なら。｣
そう言った瞬間、棗が愉快そうにクツクツと笑った
｢…やっぱり、お前は面白いな。｣
｢だが、普段はそんな危険なことはさせない。その時が来たら、だ。
ただ、注意しろ。
此処の生徒会だと他の連中に知られたらお前もその"標的"になる。
…まぁ、安心しろ、そこまで恐ることはないだろう。
普通の連中なら怖がって近づいてはこない。
だが、そうじゃない連中もいる。｣
そう、真剣な顔をしていた棗が不意にニヤリと笑った
｢まぁ、今のお前の仕事は…
そうだな、１日１回は"此処"に来ることだな。｣
そう言われたふうは、今までで一番嫌な顔をした
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蒼(プロフ) - jupi**さん» わぁぁっ！ありがとうございます！♪♪ (2015年4月30日 19時) (
レス) id: bde65050a4 (このIDを非表示/違反報告)
jupi** - 4まで読みました！文章がとても綺麗で純粋で…優しい気持ちになれますね（´ ｀*）先が楽しみです！ (2015年4月30日 17時) (レス) id: c13b622e53 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 実さん» す、す、すいませんでしたぁっ！！(一同) (2015年4月15日 6時) (レス) id: bde65050a4 (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - はーい、雪ちゃんいじめた奴ら〜♪……………………覚悟はいいか(怒) (2015年4月14日 12時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
実(プロフ) - 雪ちゃんトドメさしてるから (2015年4月7日 18時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2015年2月13日 22時
