スパイスティー【黄・赤・緑】 (ページ33)

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30 流星くんページ33

ジリジリと距離をつめられる

キスしてしまいそうなくらいに

長いまつ毛と重く湿った目はどこか儚く、色っぽい

大「…」

『…』

しばらく沈黙の時間が続く

すると大ちゃんの目の色がガラッと変わる

いつものあの目の色に

大「なーんてな！もうっ〜A大好きー！！」

ばっと両手を広げて抱きしめられる

『…え？…あ、』

大「んっ〜！好き！愛してる！」

頭をヨシヨシと撫でられる

『なんか、さっきの大ちゃんびっくりしちゃったよ』

『別人みたいですごい大人っぽかった』

ガチャ！

え…？

急に後ろのドアが開く

驚いて後ろを見るとそこにはクリクリとした大きな目の男の子がいた
　

？「え…？なに？お取り込み中？…大ちゃん」

大「まあ、そんな感g『全然違います』」

？「え、あ、そう？俺帰った方がいい？」

大「いや、別に帰らんでもええで。流星。」

え？流星…？

『あーーーーー！あの、流星くん！？』

流「え、もしかしてAちゃん！？」

「『大ちゃんから話はずっと聞いてました！！！』」

この目の前にいるのか流星くんか…

高校生の時、大ちゃんがバイトの友達でやばい子がいる、と話を聞いていた

大「まあ、Aが一番だけど、流星も一番かな〜？いやー、選べない！！」

とか何とか言っていた
　

流「あ、初めまして！流星ていいます。ずっと会いたかったで！Aちゃん！！」

『あ、私も会ってみたかった！！よろしくね！』

とても可愛らしい子だな

大「二人とも、夜ご飯食べてく？」

うーん、家に帰りたいけどなぁ

流星くんと話してみてみたいんだよな、

流「いる！大ちゃんの豚キム！」

『…じゃあ私もいる！』