スパイスティー【黄・赤・緑】 (ページ3)

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3 お昼ご飯ページ3

パソコンを打ちコーヒーを啜り、資料に目を通し、長尾くんへ仕事を教える

それを繰り返しているともうお昼休みの時間

隣から「はぁー疲れた〜」「お昼ご飯や〜」と声が聞こえる

『長尾くんお疲れ様』

謙「わからないことも多いけど仕事楽しいです！」

『ふふ、楽しそうでなにより』

『じゃあお昼休みで疲れとってね』

「ちょっと待ってください」と腕を掴まれる

謙「今日は逃がしませんよ」

私なんかしたっけ…

『え？』

謙「も〜う、一緒にお昼食べるって約束したじゃないですかぁ。昨日も一昨日も来なかったやないですかぁ」

そうだった
一緒に食べるんだった

謙「もー、忘れんといてくださいよ〜」

謙「ほら行きますよ？」

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歩きながら話しかける

『長尾くんて関西出身？』

謙「そうですよ〜。みっちーもそうです」

丈くんも関西出身らしい

そういえば大橋さんもイントネーション的に関西出身？

以外と私の周り関西多いな

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謙「あ、着きました」

視線の先で丈くんと後は道枝くん？が手を振ってる

丈「やっほー」

駿「お疲れ様です」

この子が道枝くん…

綺麗な顔の子だな

謙「わぁ、みっちーと丈先輩のツーショットや」

丈「うはは、なんやねんそれ」

駿「えっとー、A先輩で合うとります？」

『うん！はじめまして。鈴木Aです』

駿「道枝駿佑です、よろしくお願いします」

長尾くんとは対照的にとても真面目で礼儀が正しい

丈「もー、堅いな二人とも」

謙「フハッ、そんなことより早く食べましょ食べましょ」

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驚いた

私以外全員コンビニ弁当

謙「わぁA先輩手作り弁当や〜」

丈「相変わらず旨そうやな」

駿「美味しそう…」

3人が私のお弁当に釘付けになる

『あはは、どうも』

謙「A先輩！」

『ん？どしたの？」

謙「卵焼きください！」

彼は口を開いて待っている

ぽいっと長尾くんの口に卵焼きを放り込む

謙「んふふ、めっちゃ美味しいです」

チラッと横をみてみる

丈くんはクスクス笑ってるし

道枝くんは手で顔を覆っていた
　

長尾くんの方を見ると満足気にニタニタしてた

な！？

しなければよかった。

丈「お前ら真っ昼間から、イチャイチャすんなよ〜」

『なっ』

駿「大胆やなぁ、謙杜」

道枝くんの顔は真っ赤だった