スパイスティー【黄・赤・緑】 (ページ20)

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18 帰路ページ20

なんでこうなったPart2

あのカオスのような時間の後

なんとあの二人は酔って寝てしまった

そのすぐ後に丈くんが帰ってきた

丈くんは帰ってきた時に「…え？謙杜と誰？」という顔をしていた

丈くんには話していいだろう、

ということで大ちゃんのこと、そして和也さんのことを話した

話を聞いてくれたが

丈「モテ期やん。おめ」

返事は呑気だった

けど、大ちゃんは昔からああだし

長尾くんは私をからかっているようだし

和也さんは掴めない

と話すと驚いた顔をして

丈「アホか。どこまで鈍感なん」

じゃあ、どういうこと？と聞くと

丈「自分の頭でよく考えろ」

と言われた

1〜2時間後

歓迎会はお開きになった

長尾くんは道枝くんに

大ちゃんは大ちゃんの職場の人に任せた

丈くんとも挨拶を交わし、帰路を歩く

人気が少ない道に入る

すると、

後ろから微かな足音が鳴る

え？

私が止まると足音も止まり

進むと足音はまた鳴りだす

幽霊？不審者？

本能的に絶対後者

歩くスピードを速め角を複数回曲がる

次第に足音は聞こえなくなった

……巻けた

そこからは怖くて、怖くて

走って家に向かった