17 トイレ ページ19
リップも塗って、と
よし、オッケー
さぁ戻るか
ガチャっとドアを開ける
『……え？』
大「……！…A…。」
なんとそこには大ちゃんがいた
いつものラフな格好ではなく、ビシッとしたスーツ姿の
社会は思ったより狭いようだ
実はあの後会っていない
LINEはしたけど(ほぼ私が既読無視)
大「え、やば」
やばとはなんだ
大「…めっちゃ嬉しい。スーツ姿のAとか俺死にそうなんだけど」
…いつも通り
『……なんでここにいるの？』
大「会社の打ち上げ」
なるほど
それにしてもすごい偶然
チラッと腕時計を見ると席を立ってもう10分弱
『そろそろ、戻んないと』
大「俺もいく！」
『え？』
気づいた時にはもう遅かった
私の腕を掴んで大ちゃんはずんずん進む
着いた
私がもともといた席に二人同時に腰掛ける
丈くんは…
あぁ、女性社員の餌食に…
大「えらいイケメン沢山おるやん」
あたりを見回してそう言う
『いるねぇ、イケメン』
大「え、何ここ。怖。大ちゃん、A取られそうで怖い」
謙「A先輩ーーーー！……って誰？」
なんとここにきて長尾くん登場
長尾くんが大ちゃんの反対側の方の私の隣に座る
大「は？イケメンやん。うざ」
謙「は？あなた誰なんすか」
睨み合いが始まる
間に挟まれている私の気持ちも少しは考えてくれ
大「俺？Aの彼s『幼馴染です』」
何を言い出すことやら…
私も長尾くん同様大ちゃんを睨む
長尾くんは黙り込む
というより大ちゃんを敵と見なすようにしてめっちゃ睨んでいる
大ちゃんはなんか酔って運命とかわけわからんことずっと言っている
カオス…
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作者名：あんずサイダー | 作成日時：2022年8月14日 21時
