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「よーし、これ請求は…らだおでいいか。よし、お疲れさま。治ったはず！」
「痛くない…、ありがとうございます！」
「鎮痛剤が効いてるだけだから無理はしないでね」
丁寧に松葉杖を付けられ、とりあえず立てるようになる。
若干痛むが、さっきよりはずっと楽。歯を食いしばって耐えなければいけないほどではなくなった。
「君、名前は？はじめましてですよね」
「えーっと、…覚えてなくて」
そう言えば、だと思ったと笑われる。
「…まぁ、楽しんでください。記憶が無い間のロスサントスはきっと驚きに満ちているから」
お大事にと手を振られ見送られる。
外に出れば、青井さんは誰かと話しているみたいだった。赤い髪のひと…。
「あ、帰ってきた」
「んね」
松葉杖だから少し道のりが長いが、先ほどよりはずっと問題ない。近づけば、赤い髪の人が振り返った。
「…兎？」
「…えっ、うさぎ？ああ、仮面！そう、これうさぎ！かわいいでしょ」
青井さんと横に並ぶと、どちらも顔が見えない。
…流行り？なんて思っていれば、赤い人がこちらにずいっと来た。
「君が噂の！いいね、かわいい。初々しいねぇ」
「えっ、あ、…え？」
青井さんの時は、声色もあって少し…こう、冷たく感じたから、暖かく接してくれるのが少し嬉しい。
「はじめまして、赤兎がみともって言います！がみともでいいよ〜」
ヘリに近付こうとして歩く。すると、大丈夫？と心配そうに聞かれるが、その横の青井さんが「ぎんさんが治してくれたんでしょ？上司〜」と返した。がみともさんは「確かに！ぎんさんは優秀なんだよ、よかったね！」と言う。
そのままヘリに到着、青井さんが扉を開けてくれて、そのまま乗り込む。
「じゃ、お大事に！」
「ありがとう、ございます…、がみともさん！」
「おぉ！へへ、いーえ、またお喋りしようね」
青井さんがぐるっと回り、運転席に乗り込んでシートベルトを閉める。
「じゃまたね〜」
そう言い、離陸。ふわっと内臓が浮く感覚が慣れない。
「次は警察署ね」
「青井さんの職場ですか？」
「うん、そ。本署ね」
車体を傾け、ぐーっとビルの間を抜けて飛ぶ。
その最中、飲み物を飲んでいるようだった。中身はわからなかったけど、ストローで。
「本署…で、何するんですか?」
「ま、手がかり的な。あと、君のことも知りたいしね〜」
たしかに
わたしも知りたいです、と言う。
青井さんは、ぷは、とホルダーにペットボトルを置いた。
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245(プロフ) - かとを74さん» コメントありがとうございます！モチベが倍になりました。とても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします🥳 (3月28日 11時) (
レス) @page23 id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
かとを74(プロフ) - 更新される度嬉しいです！ (3月26日 17時) (レス) id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
245(プロフ) - とくさん» ありがとうございます…！修正いたしました🙇🙇今後ともよろしくお願いいたします☺️ (1月6日 17時) (レス) id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
とく - めちゃくちゃ面白いです！！更新楽しみに待ってます…！！(ストリーマーグラセフだったのは前で、今はストリートグラフィティ・ロールプレイ、略してストグラのようですよ…！) (12月25日 22時) (レス) id: b931af8e9b (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 8話でこのクオリティ。これは神作品の予感... ！ (12月20日 11時) (レス) @page8 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：245 | 作成日時：2023年12月7日 3時
