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歪んだ視界。
重ね合わせて、指の感触をそのまま強めていく。
段々と、呼吸が浅くなる。
そのまま、息ができなくなり
―――ピロン♪
「っは…」
目が覚める。
呼吸が荒い。…なぜ？
夢でも見ていたんだろうか。薄く汗もかいていて、だんだんと体が冷える。
無理やり深呼吸して息を整える。
吸って、吐いて、吸って。
なんで、わからない。寒い。
息を整える。戻れ、戻れ、戻れ。
お願い、戻って。
息を、息を。
そのまま、しばらくソファの上で膝を抱えて、胸を押さえて治るのを待つ。
ひたすらに長い時間に思えた。
呼吸が
…よかった。
ゆっくりとつま先から床に触れさせ立ち上がってみるが、フラつきはなかった。軽くストレッチをしてみるも問題はなさそう。
ふと、スマホの画面が目に入る。
『魔法少女カフェ開店しました！』
文字列が目に入ると、途端に空腹を自覚する。
ポケットを見るが、ほとんどご飯、ついでに飲み物も無かった。
何か買ってこないと。
幸いにもお金はまだ結構余裕がある。
衣食住、の衣と住は揃えたのだ。残りは食のみ。
MAPアプリでご飯屋さんを見てみる。今は魔法少女カフェしか開いていないようだが、他にもたくさんの飲食店がある。その中には、ヘラシギさんが言っていたViolet Fizzも存在した。今度開いているときに寄ってみたいな。
軽く準備をしよう、と洗面台へ向かい、水で顔を洗う。
なんだか脳も冴えたような気がして、気持ちがいい。タオル、タオル…。と、手探りで隣の棚をぺたぺたと触る。
これはボトル、これは違う…。
「これ？」
手がふわっとした何かに触れる。
「ありがとうございます」
そのままタオルを顔に埋め、ふわふわの感触を楽しむ。
…。
「え？」
タオルから顔をあげ、鏡越しに隣を見る。
「ん？」
「…えっ」
「迎えに来たよ」
目が合う。
目、というか、目があるであろう場所。
「…青井さん？」
「うん」
思考が巡る。なぜ？当然のように？迎えとは？鍵は？音がしなかった、どうやって？
「…えーっと、え、っと。えー…。えーっと」
結果、ショート。
私の目の前で手を左右に振る。
「何、大丈夫？Aさん」
そのグローブを付けた手を下へ押しやり、無理やりこの場を整理しようとした。
「…どうしてここに？」
「もうそろそろご飯時かなって」
「な、なるほど…。」
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245(プロフ) - かとを74さん» コメントありがとうございます！モチベが倍になりました。とても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします🥳 (3月28日 11時) (
レス) @page23 id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
かとを74(プロフ) - 更新される度嬉しいです！ (3月26日 17時) (レス) id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
245(プロフ) - とくさん» ありがとうございます…！修正いたしました🙇🙇今後ともよろしくお願いいたします☺️ (1月6日 17時) (レス) id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
とく - めちゃくちゃ面白いです！！更新楽しみに待ってます…！！(ストリーマーグラセフだったのは前で、今はストリートグラフィティ・ロールプレイ、略してストグラのようですよ…！) (12月25日 22時) (レス) id: b931af8e9b (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 8話でこのクオリティ。これは神作品の予感... ！ (12月20日 11時) (レス) @page8 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：245 | 作成日時：2023年12月7日 3時
