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目の前の金髪の女性―――二十日さんが笑顔を見せる。その横にいる馬ウアーさんも、ふっと笑う。


「わーっ、ありがとーAちゃん!」
「よーし、ありがとう。」

思ってたよりもにこにことして喜んでくれた。うれしいのかな、連絡先交換って。青井さんに事前に教えてもらえていてよかったと心底思う。

私に優しさを見せてくれたこの2人を喜ばせたいと、少し、そう思った。多分。

連絡先リストに「ジャック 馬ウアー」と「二十日 ネル」の文字が増える。嬉しい。


「で?お家結局ボクらに探して欲しいんだっけ」
「そう…ですね。自分家無いからあんまわかんなくて」
「あー。らだおは確かに家は持ってなかったなあ」


…家無い?文字通り家が無い…ってこと…?
もしかして、だから「もう本署じゃダメか?」って言ってたのかな。お金ない…?とか?…まさかね。

…でも、もしそうなら、私に警察の予算を割くよりも、青井さんに割く方が…


「その、私どこでも全然…、ほら、廊下とかでも…」


そう言えば、ぐるっと二十日さんがこっちを見た。


「だぁめ!Aちゃんは女の子なんだから、ちゃんとした柔らかいとこで寝なきゃ!ね!」
「まぁ俺としても…こう…。男女でどうこう言うのは時代にそぐわないかもとは思うが、しかしやはり女の子だからなぁ…。そこらの道端にポイでは危ない…と思う!
ただでさえ悪い治安が彼女に悪影響を与える気がする。」


その勢いに少し怖気付く。…悪い治安に適応してるんだろうな。かと思えば、


「…まぁでも、安めのお家でも結構住み心地いいからなぁ。面倒見やすいように、本署近くのお家でも買う?」
「それがやっぱ丸いっすかねえ」
「本署裏の少し行ったところに、綺麗めな家があったような気がするな」


なんて、真面目に話し始めるから、その差がすごくて困ってしまう。警察の切り替えを感じる。

そのまま机にタブレットを置きマップを開いて、ここか、いやこっちだと話し合っている。しばらく話も止まらないようで、すこし見回してから近くにある椅子に座った。


暇で、今やることを探して視線をうろつかせた。その拍子に、指に固いものが当たった。…そうだ。

スマートフォンを取り出した。


なんだっけとAppアプリを開く。これだ。Twixとウォレットを、たくさん使うと聞いた。

今のうちに初期設定を終わらせておく。早いうちに慣れたい、という気持ちがある。このアプリたちにも、この街にも。

A、をユーザー名に設定する。

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245(プロフ) - かとを74さん» コメントありがとうございます!モチベが倍になりました。とても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします🥳 (3月28日 11時) (レス) @page23 id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
かとを74(プロフ) - 更新される度嬉しいです! (3月26日 17時) (レス) id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
245(プロフ) - とくさん» ありがとうございます…!修正いたしました🙇🙇今後ともよろしくお願いいたします☺️ (1月6日 17時) (レス) id: 223c5bae8c (このIDを非表示/違反報告)
とく - めちゃくちゃ面白いです!!更新楽しみに待ってます…!!(ストリーマーグラセフだったのは前で、今はストリートグラフィティ・ロールプレイ、略してストグラのようですよ…!) (12月25日 22時) (レス) id: b931af8e9b (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 8話でこのクオリティ。これは神作品の予感... ! (12月20日 11時) (レス) @page8 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:245 | 作成日時:2023年12月7日 3時

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