【ｄ！】逃亡する日が来た！！！【軍パロ】 (ページ1)

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毎日が憂鬱だ。
部屋からは出れないし、ご飯は食べれないし、人とも会話ができない。

でも助けを求める人なんかいないし。

これじゃただの引きこもりみたいじゃないか。

バサッ

『ん？』

上からたくさんの紙が降ってきたかと思えば、部屋のダクトからゾムさんが顔をのぞかせていた。

zm「うわ、反応つまんな。まぁええわ。それ今日中に終わらせてくれへん？明日提出やねん」

『了解です。』

zm「…お前マジで死にそうやな。』

多分隈のことだろう。
あぁそうだよ今にも過労死で死にそうだよ。

zm「俺はいつでも大歓迎やで。あ、今がええ？」

ニヤリと笑うゾムさんの手から何かが飛んできた。

私は動かなかった。私より少し右に刃先が向いていたからだ。

『。。。』

zm「まぁどう答えてもなんもせぇへんけど。つまらんし。」

とゾムさんは言い放ってどこかへ行ってしまった。

光るものの正体はナイフだったようだ。壁に刺さっている。
後でゾムさんに返すために引き出しにしまっておいた。

『まぁ、あれが本気の投げじゃないことだけが不幸中の幸いかな』

『てか、これ今日中に終わるか…？？』

そう思いながら私は散らばった書類を拾って机の上に置いていく。
あっという間に書類の山ができてしまった。

『過去最高の高さじゃないかな。こんな量をここまで持ってくるほどの徹底ぶり、憧れますわぁ。』

なんて調子に乗りながらペンを走らせた。

『そういえば、１７時から会議って言ってたっけ。』

昨日、私の部屋の前を歩いていたコネシマさんとシャオロンさんの会話を、部屋の中で“たまたま”聞いてしまった。
あんな大声で喋られたら耳に入っちゃうよね。いや、壁とドアが薄すぎるだけか？

まぁ聞いても意味はないんだけど。

なぜなら会議に参加してはいけないからだ。
理由は幹部からの圧がほとんどなんだけども。

一回だけ強気になって会議に参加したときは、もうそれは凄かったよ。
え、お前なんで来てんねん、みたいな顔ばっかり並んでた。

結局追い出されたんだけど。

それ以来、参加してない。

…てかなんでだよ。なんで行っちゃいけないんだよ。私幹部ぞ？
でもまた逆らうなんて無謀なことする程馬鹿ではない。

『今は１７時３０分ということは夕ご飯終わってるのか。今日何だったのかな。そういえば今日なんも食べてないや。』

『今会議中だし食堂行ってもバレないのでは？』

餓死だけは嫌なので、ゆっくりと部屋を出た。