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「にのー、ほんとに大丈夫？」
「大丈夫だって。熱あるったって７度台なんだから」
さっきまではふわふわ喋っていた君だけど。
撮影に呼ばれると、急にいつもどおりの口調になる。
「ちょっと、７度８分は立派に熱だよ？」
「えっ、にのちゃんそんなに熱あるの！？」
慌てる相葉くんをなだめつつ。
ちょっ翔ちゃん、と、俺の腕をぺしぺし叩く君。
「平熱も低いんだし、実際身体しんどいだろ…」
「無理しないでよ？」
「もー、こんくらいよくあることじゃん」
「俺みたいに、突発的な熱ならそうかもしんないけどさー…」
昨晩40度近くの熱を出して、ぐったりと弱りきった君を見ては。
いくら37度台でも、心配しないわけがない。
「ちょっとでも具合悪くなったら、ちゃんと言うこと。いい？」
「はぁぁい」
「おい、ふざけないっ」
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作者名：あんず
| 作成日時：2017年9月10日 21時
