英雄187 ページ9
砂煙と、地響と、瓦礫
それが突如として3人を襲'った
3人の進行方向であるゲートの方から砂煙の中を歩く足音が聞こえてくる
歩いてくる人物は、ただ1人
オ「街への被害などクソ喰らえだ」
その声と近付いてくるただならぬ威圧感に緑谷と爆豪は目を離せない
1歩、大きく足を地面に音を鳴らした
そうするだけで平和の象徴と謳われるオールマイトの強さが痛いほどわかる
その1歩でも強風が吹き荒れた
オ「試験だなどと考えていると痛い目みるぞ」
そう、今目の前にしているのは
平和の象徴としてではなく、敵としてのオールマイト
普段のあの頼りがある、安心出来る笑みはなく
ただ鋭い瞳が目の前の2人の生徒を睨んでいた
その目に1人は逃げを、1人は立ち向かおうとし、オールマイトは2人へ向かっていく
爆豪「スタングレネード！！」
爆豪の個性によりオールマイトを怯ませ、動きを止めさせた
爆豪「かかってこいだと！？オールマイト！
はなからっ！？」
爆豪の言葉はオールマイトが彼の顔を掴むことで続かなくなる
が、咄嗟に爆豪はオールマイトの顔面めがけて両手で爆破を繰り出しす
それに対してオールマイトはいたたたっで済ませ
爆豪を掴む手は離さない
それほどダメージは与えられていない様子だった
すると、オールマイトが壊した数々のビルの一棟から人影が飛び出し
素早くオールマイトの懐に入り下から上へと大きな何かを振り上げ、爆豪から手を離させた
オ「なにっ！？」
緑谷「！Aちゃん！？」
「………」
Aの右手には身の丈ほどある十字架型の“盾”を持っていた
Aはオールマイトの手から爆豪が離れたのを確認すると、再びオールマイトへ目を向けた
オ「なるほど、姿が見えないと思ったら隠れて様子を伺っていたわけかっ！！」
Aに向かって拳を放とうとするが、Aは持っていた盾から手を離す
すると今まであった盾は姿を消し、Aは身軽となりその拳を避けた
オ「いい攻撃だったよ、英子くん
爆豪少年を助ける為にか、うんうん、いいぞぉ！
だが……」
オールマイトの言葉の続きは緑谷の背後に回り込み
彼に続けられた
オ「君も君だ、緑谷少年
チームを置き去りにする気か？」
オールマイトの威圧感は益々増していき、その威圧感は職場体験で体感したヒーロー殺'しと似たものだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 962人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず飴山手線(プロフ) - ミミックさん» コメントしていただき、ありがとうございます。私のこの作品でFGOを知っていただけたこと嬉しく思います。亀よりも遅いペースの更新ではありますが、これからもどうぞよろしくお願い致します^^ (6月21日 12時) (
レス) id: df03bb1950 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - FGOの事をあまり知らなかったけど、一瞬で好きになりました。イラストも綺麗で美しくて、何時も楽しみに読ませて頂いています。これからも頑張ってください。 (6月20日 21時) (レス) id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず飴山手線 | 作成日時：2021年10月13日 22時
