英雄172 ページ43
Aに先導されながら緑谷は病院で話されたカルデアのことを思い出していた
未来を観測し、人類存続を保障することを任務としている機関
その話の後で訪れると緊張で手と足が震え、キョロキョロしてしまうようだ
「……外から」
緑「？」
「外からの音はこっちに聞こえるけど、外からこっちの音は聞こえないようになってる
だから聞こえなかったんじゃない…？」
魔術を利用してカルデア内の音を外に漏らさないようにするように細工している様
路地裏に繋がっている扉はカルデアの通路の途中にできた扉故にサーヴァントやカルデアの関係者が大勢通るわけで、たまたま路地にいた人に聞かれでもしたら大事になる
「それに…そうそう簡単に開けられても困るし…」
ガチャガチャと何度も騒がしくしていたのは扉のセキュリティーを一つ一つ解いていたからだという
｢ここ｣
緑谷｢(ｺﾞｸｯ…Aちゃんの…部屋)｣
謎に謎を呼ぶAという存在、当然緑谷は興味津々なわけで
シュー
緑谷｢((自動ドアだ))｣
部屋はいたってシンプル
白で統一されたベッドや机、椅子、ライトと必要最低限の物だけが揃っていた
想像通りといえばそうだが、所々ある学校の教材が色鮮やかに見えすぎてなくなるなんてことはないだろう
緑谷｢(凄いシンプルな部屋だなぁ…)｣
・
・
｢……9時｣
緑谷｢ちょっとずつ休憩入れながらやっていこっか｣
｢……座ってて
飲み物持ってくる｣
緑谷｢あ、お構いなく……｣
Aは部屋の奥へ消えていきカチャカチャと小さな音を鳴らす
緑谷は横目で気にしながらカバンの中から持ってきたノートや教科書などを机の上に出していく
｢…紅茶、飲める……？｣
緑谷｢うん、飲めるよ！ありがとう｣
両手にマグカップを持ち、机の真ん中に置くと緑谷同様に教材を机の上に用意する
カルデア内は夏のような暑さを全く感じさせないほどでむしろ肌寒く、Aの部屋に入ると丁度いい温度になり快適だった
お互いにノートと教科書を広げペンを片手に早速勉強を始めた
黙々と勉強を進めていくが、所々緑谷がAに対し質問をしたりして勉強会らしさを見せている
Aは前半、この前のようにノートにひらがなやカタガナの練習をし後半はいつもの字で勉強していた
気付けば2時間
お昼時が近付く時間、キリがいいとのことで休憩を挟んでいた
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たき(プロフ) - 感想失礼します！私自身大好きなヒロアカとFateのクロスオーバーなので、毎回楽しく読ませていただきました！夢主ちゃんが今後どうなっていくのか、とても楽しみです！大変だとは思いますが、ゆっくりでもいいので更新頑張って下さってください！ (2021年1月11日 21時) (
レス) id: 8363423ed4 (このIDを非表示/違反報告)
ニャータ - 続き書いてください (2020年10月10日 22時) (レス) id: b1f7baafa5 (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴山手線(プロフ) - 翆兎さん» コメントして頂きありがとうございます！プーサーですね！了解しました！！なんと！最推しでしたか！うちにも来ませんでした…応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年1月9日 23時) (レス) id: 0f9dae75a4 (このIDを非表示/違反報告)
翆兎(プロフ) - 初コメ失礼します！！プーサーこと、プロトアーサーを出して欲しいです！場面はどこでも大丈夫なので！私の！最推しを！！(しかし、私のカルデアには来なかったorz)更新頑張ってください！ (2020年1月9日 14時) (レス) id: 6bbbbec88d (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴山手線(プロフ) - 4もぎもちさん» コメントして頂きありがとうございます！天草四郎ですね！かしこまりました！応援コメとても嬉しいです(TT)頑張ります！ (2020年1月9日 2時) (レス) id: 0f9dae75a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず飴山手線 | 作成日時：2019年1月13日 20時
