英雄ヒーロー3 (ページ23)

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英雄106 ページ23

プレゼ｢突如現れた多数の刺客によって英子は防戦一方！手も足も出ないか！！？｣

Aは何度かスケルトン同士をぶつけて崩してみるが
何度やっても先程同様に1つ1つ丁寧に戻っていき、再び襲'いかかってくる

切島｢避けてばっかだな英子｣

障子｢様子を伺っているようにも見えるな｣

芦戸｢相手、忘名？だっけ
あっちが全く動かないから警戒してんのかも｣

Aの戦闘にそれぞれの考えを言い合う観戦席を他所に
フィールド上で動きが見えた

忘名｢ホラ、避けてばかりじゃ勝負がつかないじゃないか
ま、それももう終わりにしよう｣

スケルトンの一体の手がAの片足を掴むと地面は大きく揺れだした

スタジアム内も同時に揺れだし、フィールド上ではまたもや何かが現れようとしていた

｢……ゴーレムか｣

忘名｢ゲームで見たことある？そう、ゴーレムだよ｣

スケルトンよりも何倍も大きな岩のゴーレムが一体
英子の前に現れたのだ

プレゼ｢またもやステージ上に何か出たぞー！！
なんじゃありゃ！！？｣

麗日｢Aちゃん大丈夫かな…｣

飯田｢今までの避けるだけの戦闘では歯が立たないだろうな…｣

足を掴まれているAは腕を振り上げたゴーレムを見上げた次の瞬間

ドォォオオオォォオォオオオン！！！！！

ゴーレムはその場にいたスケルトン共々大きな音を響かせてAに向けて打撃を撃った

その衝撃によりフィールド上には砂埃が発生してしまい何も見えなくなってしまう

プレゼ｢正体不明の岩の怪物が英子に襲'いかかったァ！！
煙で姿は見えないが、英子は無事なのかぁあ！！！｣

煙は晴れることを未だしらずに居座り続ける

緑谷｢もしかして…使わないつもりじゃ……｣

飯田｢使わない？個性をか？｣

蛙吹｢なにか策があるのかしら｣

八百万｢ですがあの数を掻い潜ってとなると、相当…｣

緑谷｢っ……(使ってしまえばここにいる人たちだけでなくテレビにも映ってしまう…どうするんだｯ…Aちゃん…！)｣

煙がようやく晴れてくると最初に忘名の姿は認識出来た

忘名の顔は勝負が決まったかのような自信に満ちた顔をしていた

忘名「恨むなら、自分の人生を憎めよ？」

Aの姿が見えた頃には
地面に横たわっている姿が見えただけだった

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「…………」