英雄ヒーロー3 (ページ13)

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英雄96 ページ13

プレゼ｢色々やってきましたが！
やっぱりこれだぜガチンコ勝負ー！！
頼れるのは己のみ！ヒーローでなくてもそんな場面ばっかりだ！｣

ｵｰﾙﾏ｢HEY！｣

第1試合に出る緑谷の元に訪れたオールマイトとA

ｵｰﾙﾏ｢遅れたけど…ワンフォーオール、掴んできたな！｣

｢………｣

Aが来た理由はなく

オールマイトの元にいたナーサリー・ライムを連れ戻しに行ったところ
そのついでとして一緒に行かないかとオールマイトに誘われ現在

緑谷｢オールマイト…いや、まだ不安です…
敵に撃った時のイメージを電子レンジに当てはめて頭に浮かべてるんですけど
まだ気を抜くと今でも崩れそうな危うい感じで…
それに、見て頂いた通りなんですが、今の僕の身体じゃ成功してもちょっとパワーが上がったくらいなのかも…｣

ｵｰﾙﾏ｢うん。以前話した0か100の出力で言えば
今の君の身体じゃ出せているのは5くらいだね｣

緑谷｢5%の力…！？
…そうやって言われると僕って、皆と運に恵まれた感じですよね…｣

そんなネガティブな緑谷にオールマイトは
頭と顎を同時にチョップを入れた

｢………ネガティブ｣

緑谷｢う"っ…｣

ｵｰﾙﾏ｢そこはこなくそ頑張るぞでいいんだよ、ナンセンスプリンスめ！
君の目指すヒーロー像はそんな儚げ顔か？

いいかい？怖い時、不安な時こそ笑っちまって臨むんだ！！｣

オールマイトはマッスルフォームになり
緑谷に手本のように笑顔を見せた

ｵｰﾙﾏ｢ここまで来たんだ、虚勢でもいい！胸は張っとけ！
私が見込んだってこと、忘れるな！｣

｢……落ち着いて、頑張れ｣

オールマイトの言葉とAの言葉に引きつり気味の笑顔で入場していった緑谷の背中を見送った2人

｢……心配ですか｣

ｵｰﾙﾏ｢少しね。彼は私と同じで無理をする…
それよりすまなかったね、無理に連れてきてしまって｣

｢……いえ｣

お詫びと評してオールマイトに着いてきたAだったがなぜ連れてきたのか疑問だった

Aは目線でオールマイトに訴えていると、オールマイトはトゥルーフォームに戻りAと肩を並べた

ｵｰﾙﾏ｢あの時の君の顔がなんだか暗く見えてね
だから緑谷少年のところ連れてくれば明るくなると思ったんだよ
私で良ければ話を聞くが何かあったのかい？｣

｢……いえ…何も｣