英雄ヒーロー3 (ページ11)

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英雄94 ページ11

ミッドナイトは手に持っている鞭を軽く振った

ミッドナ｢好み！！！
庄田、尾白の棄権を認めます！｣

｢｢｢(好みで決めたっ！！)｣｣｣

ｼﾞｬﾝﾇ｢ミッドナイトさん…;
んんｯ…となると、2名の繰り上がり出場者が必要となりますね｣

ミッドナ｢そのままいくと5位の拳動さんのチームになるけど…｣

拳動｢そういう話でくるなら、騎馬戦でほぼ動けなかった私らより
あれだよな？｣

拳動は騎馬戦てま同じチームを組んでいた他3人を見て頷いていく

拳動｢最後まで頑張って上位キープしてた鉄哲チームだと思うんだけど…
6位の英子さんがどうかってことになるんだよね…｣

鉄哲｢拳動…！｣

｢………｣

拳動のその発言でAに視線が集まり、皆がAの言葉を待っていた

｢………僕はいいので…どうぞ｣

鉄哲｢〜〜〜！！！！すまねぇｯｯ！！｣

ミッドナ｢というわけで！
鉄哲と塩崎が繰り上がって16名！

で・す・が！ここからよ？
今年は不戦勝等あった場合のため、もう1枠用意しました！

その1枠は先程の騎馬戦でそれぞれ7位と8位になった組！｣

本来ならばここで7位の鉄哲チームが入るはずなのだが
譲ってくれたということでお前が出てくれと押し付けられるA

最終種目に出る予定ではなかったAにとって本当にいらないと思いながらも鉄哲の押しの強さに面倒くさくなり渋々返事をした

ミッドナ｢では、抽選の結果はこちら！！｣

その声と共に大きなスクリーンにはトーナメント表が映し出された

1番端にはAの名前の横に“忘名”という文字が映し出されていた

が、そんなトーナメントよりもAは最終種目に出ることに少し落ち込んでおり
その姿をミッドナイトの横にいるジャンヌは苦笑いをして見守っていた

？｢お前が英子？｣

すると
彼の気など知らない人物がAの背後から話しかける

Aはいつものように無視を決め込んでいたが話しかけてきた人物の次の発言により振り向くことになる

？｢立派な白髪だな。お前の個性かなんか？
でもそれにしては病気みてーな白すぎる肌に、ちょくちょく見てたけどその眼。その眼、いい紅色で綺麗だな
ここまでの紅、見たことない｣

狂気じみた声と品定めをしているかのような視線だった

？｢俺は忘名(わすれな)一情(いちじょう)
這い上がり同士、よろしくな｣