苺タルト* ページ12
Aside
そういえば新開くんの実家、私の家の近くなんだっけ。
だったらわざわざ家に来ないで実家に帰った方が良かったかな。
新開「うわ、すげぇ綺麗。1人暮らしって感じだな。」
まぁもうあげちゃったものはしょうがないけど。
「シャワー浴びてく?そのままだと風邪引いちゃうでしょ。」
新開「おっ、じゃあお言葉に甘えて。」
「どうぞ。笑」
新開「あっ、そういやさ、」
「ん?」
新開「Aさんもさっきから微妙に透けてるから着替えた方がいいぜ。」
「!?!?」
新開「じゃあシャワーお借りしまーす。笑」
透けてるって下着!?
嘘いつから!?
ていうかもっと早く言ってよね!!
「新開くんのばか!!変態!!」
お風呂場にむかって思いっきり叫んだ。
シャワーの音が微かに耳に響いて新開くんが着れそうな服はあったかな、と思って探してみるけど残念ながらガタイのいい新開くんと私の服のサイズはあまりにも違いすぎる。
「(元彼がおいてったジャージがあるけど、…しょうがない。これでいっか。)」
元彼のものを高校生が着るなんて何だか不思議な感覚だ。
こんなのとっておいたって意味ないと思いつつ捨てられなかったものが、こんなところで役に立つなんて。
「新開くん、着替えおいておくからね。」
新開「おー、さんきゅー。」
新開くんの前でジャージに半分パジャマみたいな格好になるのは少し恥じらいがあるけど、私だって着替えないわけにはいかない。
「もうこんな時間だし…夕飯の準備もしちゃおうかな。」
それから10分足らずでリビングの扉が開く音がした。
新開「んっ、すげぇいい匂いする。」
「あっ。気持ち良かっ…ひゃぁ!!!」
新開「どうした?」
「なっ、なんで上着てないの!?」
見るのももったいないぐらいできあがってる体。立派な筋肉。
一瞬見とれて叫び声をあげた。
小さくて袖が短いと文句を言う彼に無理やりジャージを着させた。
もう、心臓に悪い。
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コウ(プロフ) - こんばんは。コウと言います。パネトーネの所殺菌効果だと思うのですが雑菌効果になってます。この話面白かったです。これからも応援しています。 (2017年3月3日 20時) (レス) id: 41dfced98c (このIDを非表示/違反報告)
椰由子(プロフ) - 物語すごく良かったです^ ^二人の恋路が可愛すぎて何回もよんじゃいました^o^タイトルもオシャレでケーキ食べたくなりました(^∇^) (2015年9月7日 23時) (レス) id: 6c05c56852 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ホタル*さん» ありがとうございます!!そう言っていただけると安心します(*^^*)これからもよろしくお願い致します!笑 (2015年8月6日 0時) (レス) id: 1421759186 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ドッペルゲンガーさん» ありがとうございます!!楽しんでいただけて良かったです(*^^*)これからもよろしくお願い致します! (2015年8月6日 0時) (レス) id: 1421759186 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル*(プロフ) - あんずさんの小説、またまた一気に読んでしまいました!!新開さんすごくかっこよかったです!素敵な物語をありがとうございました! (2015年5月2日 23時) (レス) id: c5e9125b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2015年2月22日 1時