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康「おわっ、みっちー?!」
道「康二くん、久しぶり!会いたかったー!」
康「ちょ、いきなりビックリするやん〜」
道「えへへ、ごめんごめん!そろそろ康二くん着くだろうなぁって、待ってたんや!」
俺の腕に手を絡ませながらケラケラと無邪気に笑った。
みっちーこと道枝駿佑は、俺が関西ジュニアにいた頃に親しかった後輩の1人だ。
素直に懐いてくれるのが可愛くて、今でもたまに連絡は取り合ってるし、俺自身も弟みたいに思ってる。
しばらく見ないうちに大人っぽくなったけど、楽屋に入って待ち伏せしたりして、中身はまだまだお子ちゃまだ。
康「ほら、お前の控え室はここちゃうやろ。はよ、自分とこ戻りや」
道「えー、いやや。せっかく康二くんと会えたのに........。もっと話したい!」
康「そら、俺かてみっちーに会えて嬉しいけど、今日はラウルもおるし」
右手を繋いだラウールを見下ろすと、無言のままムッツリと顔を膨らませていた。
*****
康「ラウ、そんな怖い顔してどしたん?」
ラ「みっちーくっついちゃだめ!」
道・康「へ?」
急に手を離すと、隣にいる駿佑の腕をべしっと叩いた。
俺とみっちーの間に立ち塞がり、ふんすと鼻息荒く睨みつけている。
康「こらこら、ラウ!人のこと叩いたらあかんやろ?急にどうしたんや」
ラ「こじはらうのにーになの!」
康「ラウル?」
道「ありゃ。もしかしてヤキモチ焼いちゃった?」
俺とみっちーの間に立ったラウールは、駄々っ子みたいに手足をバタバタさせた。
普段は人懐こい良い子なのに、どうしたんやろ。
駿佑も困惑しているのか、形の良い眉を下げてちらりと俺に視線を寄越した。
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anzu(プロフ) - ななこさん» つだくん、いいですよねー!つだラフォはボケが渋滞してて好きなんですよ笑 (2021年3月22日 11時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - つだくんとのコンビは笑えました! (2021年3月20日 12時) (レス) id: 265254f1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:anzu | 作成日時:2021年2月27日 8時