SnowManのパパドル

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最近のラウールは目黒にベッタリで、空き時間があると、すぐ彼のもとに寄っていく。


一見クールそうに見えるSnowManのビジュアルメンは、実はかなりの世話焼き体質だ。


駄菓子好きで昆虫好きという子供に好かれる要素だって満載だし、ラウールが懐くのも分かる。


(いや、それにしたってベッタリすぎだろ)


お守りをしてくれるのはありがたいが、何となく面白くない。


憮然としながらスマホを弄っていると、涼太がくすくすと笑いながら近づいてきた。


舘「翔太、お前顔に出すぎだよ。ラウのこと、目黒に取られて拗ねちゃった？」


翔「は？別にそんなんじゃねーし」


舘「めっちゃ眉間にシワ寄ってるけど」


翔「放っとけよ。俺はもともとこーゆー顔なの」


舘「ふぅ〜ん、素直じゃないねぇ」


珍しく絡んでくる幼馴染みに、軽く睨みをきかせた。


涼太とは幼稚園からの長い付き合いだから、翔太の考えてることなど、全部お見通しだ。


昔から色々と助けられてるけど、察しが良すぎて厄介なことも多いんだよな。


はぁ、とため息をついてると、今度は康二がドシっと背中に抱きついてきた。


康「翔太きゅん、いま暇なん？だったら俺に構ってや〜」


翔「こーじ、やめろ。暑いし重い」


康「ええやん、たまにはメンバー同士のスキンシップも大事やで〜」


翔「お前はスキンシップ過剰すぎなんだよ」


康「俺はしょっぴーが好きなだけなの！なぁなぁ、俺、新しいゲームダウンロードしたんよ。一緒にやろうや！」


翔「ったく、しょうがねぇな〜」


普段なら軽くあしらうところだが、今はラウに構って貰えず暇を持て余している。


上目遣いで上手に甘えてくる康二に苦笑すると、すり寄せてくる頭をポンポンと撫でた。

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