雪男＊詰め合わせ

しょうたくんの車酔い（ゆり組） ページ17

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〜スノーマン9時間生配信〜


kj「どーもー！！みんなの万能調味料こと、塩麹よりも向井康二ですッ！よろしくお願いします...........って、あれ？」

ab「ん？どうしたの、康二」

kj「あ〜........うん。あの、すんません！ちょっとだけカメラ切り替えて貰ってもええですか？」


車の中での生配信中、隣の席に座る翔太の異変に気付いた康二は、スタッフに目配せで合図した。
すぐに状況を把握したメンバー達は、咄嗟に機転をきかせた。

fk「あ、じゃあ俺たち5人で、お昼の買い出しに行って来まーす」

iw「じゃ、カメラマンさんは俺らについて来てくださいねー」

(ru・m・kj)「じゃあみんな、行ってきまーす」









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ぐったりとシートにもたれかかる翔太を、残ったメンバーが心配そうに覗き込んだ。
もともとかなりの色白なのに、今は青ざめていて、顔面蒼白に近い。

これは具合が悪いというよりはーー。


ab「翔太、もしかして車酔い？」

nb「...........(こくっ)」

sk「なべ大丈夫？冷たいお水、持ってこようか」

nb「うぅん...........へいき、」

dt「翔太、無理して喋らなくていいよ。落ち着くまで俺の肩にもたれていいから」


それまで黙って見ていた涼太が、ふいに自分の席から立ち上がった。

康二のいた場所まで素早く移動すると、口元を押さえる翔太の頭をやんわりと腕の中に抱き込んだ。


dt「もし吐きたくなったら言って。我慢しなくていいから」

nb「ん.........わり、涼太」

dt「気にするなって。お前、昔から寝不足だと車酔いするもんな」


スタッフが慌てて持ってきたタオルとビニール袋を受け取ると、幼馴染みの背中を優しく撫でさすった。

やがて少しずつ吐き気も治まってきたらしい。
涼太の肩の辺りから、すぅすぅと小さな寝息が聞こえてきた。

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