佐久間さんちは今日も幸せ7

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大「りょーちゃん、寝た？」


亮「ん〜ん。でもそろそろ寝落ちしそう」


大「じゃあ冷えないように、ぎゅーしてあげるね」


背中を向けていた大介が急に寝返りを打つと、向かい合わせになってギュッと両手で抱き締められた。


パジャマ越しに温もりが伝わってきて、眠気に身を委ねそうになる。


亮「ふふ、大介って布団よりあったかいね。人間湯たんぽみたい(笑)」


大「へへ、俺って子供体温だからね。温くて気持ちいいっしょ」


亮「ちょっ、コラ！擽ったいってば！」


大「いいじゃん！くっ付いてた方が暖まるし♪」


ピンク色の頭をグリグリと押し付けられ、跳ねた毛先の擽ったさに吹き出してしまった。


大介ってほんと人懐こいワンコみたいって、いつも思う。


例えるならポメラニアンとかスピッツかなーーなんて言ったら、怒られちゃうかな。






＊






亮「んん......急に眠くなってきた。あと1分で寝ちゃうかも」


大「いいよ。亮ちゃんが眠るまでぎゅーしてるから」


亮「だいすけ、おやすみぃ…」


大「はいはい。お休み、お姫様♪」


眠りにつく直前に唇の上からちゅっと軽いリップ音がして、そのまま大介の腕に包まれながら眠りについた。

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