SnowManのパパドル6

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ラ「パパ、はいっ」


舘「Happy Valentine翔太」


翔「うぉ、何これ。チョコケーキ？！」


ラ「りょたとつくったのー」


ラウールが冷蔵庫から取り出してきたのは、可愛らしくデコレーションされた、チョコレートムースケーキだった。


現場で配っていたチョコブラウニーとは違って、かなり手が混んでいる。


顔を近づけてみると、チョコの濃厚な香りがふんわりと漂ってきた。


舘「みんなのとは別に作ったんだよ。ラウールが翔太のは特別なやつにしたいって言うから」


ラ「パパのはいちばんおっきいの」


舘「翔太のだけは材料もラウールがお小遣いで出したんだよね」


翔「マジか。すげーじゃん」


舘「バレンタインは好きな人にチョコをあげる日なんだよって話したら、ラウールが1番大好きなのはパパだって」


ラ「らう、パパがいちばんすきー」


きゅるきゅるの瞳で見つめられて、不覚にも胸が熱くなってしまった。


何か初めて奥さんからバレンタインのチョコを貰った日の事を思い出すよなぁ。


翔「ありがとな、まいと」


ラ「えへへ。パパうれしい？」


翔「もちろん。今までのバレンタインの中で1番嬉しいよ」


小首を傾げる息子の小さい頭を撫でてやると、パァっと満面の笑みを浮かべながら抱き付いてきた。


「パパが1番」なんていつまで言ってもらえるか分からないけど、この先もアイドルとしても父親としてもカッコよくあり続けたいよなーーなんて、柄にもなく思ってしまった。





〜Happy Valentine♡〜

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