佐久間さんちは今日も幸せ6

＊ビーチ ページ39

ホテルで朝食を食べたら、まずは海に行くことにした。


亮平の腰が回復するまではビーチでのんびり過ごして、落ち着いてから街に出た方が負担が少ないしね。


まぁ原因は他ならぬ俺なんだし、今日は亮平の希望通りにするつもりだ。







＊







ホテルからビーチまでは歩いて行ける距離だから、水着は服の下に着てきた。


これならすぐに泳げる上に荷物にもならないし、パーカーを羽織るだけでOKだ。


道ゆく人もほとんどがTシャツに短パン姿だし、リゾート地は動きやすくて楽ちんな格好が1番だもんね！


亮「ねぇ、大介」


大「なぁに？りょーちゃん」


亮「あのさ、せっかくビーチに来たのに、何で俺だけばっちりラッシュガード着せられてるの」


大「そりゃ、亮ちゃんの肌を人目に晒したくないじゃない？あと日に焼けたら困るし」


亮「いや、お前の方が白いでしょ。それに芸能人なんだから日焼けしたら駄目なんじゃないの？」


ビーチに着いたら亮平には長袖のラッシュガードを羽織らせて、なるべく肌を露出しないようにしたら、不満げな顔をされてしまった。


だって、大事な奥さんの素肌を他の男に見られたくないじゃん？





ーーっていうのは半分言い訳で、昨日付けたキスマークがバレたらヤバいからなんだけど。

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