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壁の時計を見ると、家族全員が起きてくるにはまだ早い時間。
せっかくの日曜日だし、朝早くからりょーちゃんとさっくんを起こしちゃうのは、ちょっと可哀想かも。
特にさっくんは昨日も帰りが遅かったみたいだし、ゆっくり寝かせてあげたい。
とりあえず先にラウを泣き止ませなきゃかな。
もう一度布団に手をかけようとして、ふと特有の匂いに気が付いた。
(あ〜、これって、もしかして........)
蓮「ラウが泣いてたのは、おねしょでビックリしちゃったんだね」
*****
布団に潜ったラウールがビクリと身体を震わせた。
ラ「!!!ちがっ........ちがうの!おねしょないっ!びぇぇぇぇ!!」
蓮「あ〜、ごめんごめん、泣くなってば」
うっかり直球を口にしてしまったせいで、泣き止むどころか、火がついたように大泣きさせてしまった(笑)
ラ「ひっく......ぐしゅっ、らう、おねしょちがうの........っ」
蓮「うんうん、おねしょじゃないよな。にーにが悪かったよ」
ラ「うぅ.......(涙)」
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作者名:anzu | 作成日時:2020年12月17日 16時