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康「しゃーないなぁ。じゃあ、こーじくんにしっかり掴まってるんやで？動いたら危ないからな」
ラ「ん」
コクンと頷くラウールを片手で抱っこしながら、スーパーで買った食材をエコバッグの中から取り出した。
袋入りのリンゴとみかんにレトルトのお粥、この辺は風邪ひいた時の基本やな。
そんでリンゴジュース、ヨーグルト、ゼリーがあれば、阿部ちゃんが帰る夕方まではだいたい乗り切れそう。
ほんまはレトルトのお粥に卵とか生姜を入れてあげたかったけど、今は片手が塞がってるし、しゃーない。
康「よし！んじゃ、さっそくラウのお昼ご飯を作るでー」
ラ「おー♪」
お粥とリンゴジュースを完食したラウールは、満腹で眠くなってしまったらしい。
薬を飲ませてからパジャマに着せ替えると、すぐにすやすやと眠ってしまった。
ラウールの横で様子を見ていた俺も、椅子に座ってベッドにもたれる内に、ウトウトと寝入っていた。
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作者名：anzu | 作成日時：2020年12月17日 16時
