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安全な暮らし8 ページ10

戸惑っていると茶色の髪の先生が話しかけてきた。


「ちょっと君達!!だめじゃないか〈禁忌呪文〉なんて唱えたら!」

「禁忌呪文は噛んだり読み間違えただけで四肢が爆散するんだぞ!!」

常識だろという先生。いやいやいや、


((初耳なんですけど!))


魔界の知識0の私達になんてものを読ますのおじいちゃん!


「そっそんな危険なものとは…」


「本当に危険でクレイジーで」

そう言って言葉を切る茶髪先生は

「最ッ高に楽しかったよ!!」

いい笑顔で親指をグッと上げた。


終わってるわこの教師…。


「アレ唱えるのはよほどの物知らず(バカ)か命知らず(戦士)と言われてますからなあ」

「将来有望だ!」

「爆散も見たかったけどねー」

「『…』」←物知らず

『因みに成功すると…?』

「成功したらその日一日転ばなくなる。」


「『しょっ、しょぼい!!』」


2人してまたもや声が揃う。こんなにハモるし、心も(恐らく)通じ合う人初めて会ったな。


大変な目に遭ったね、と2人で話しながら戻ろうとすると先程呼ばれた首席のアスモデウス・アリスが目の前に立ちはだかっていた。


正直色んなことがありすぎて何も覚えていない。で気がつくと何故か入間くんと共にアスモデウス君と対峙していた。


『はっ、い、入間くん。何で私達中庭にいるの?』


「えぇ!?覚えてないの聖奈ちゃん!僕達首席の子に中庭に呼び出されたんだよ」


『ああ、そんなこともあったような無かったような』


ヒソヒソと話していると急にドガァン!と火の玉が勢いよく飛んできた。


「私の名はアスモデウス。先の入学式で代表の挨拶をする筈だったものだ…」

律儀に自己紹介してくれたアスモデウス君。大丈夫、覚えてるよ。だって本来は君が言うはずだったのにおじいちゃんが権力を使ってめちゃくちゃにするし、七つの大罪の色欲を司る悪魔だし!


「先の挨拶、君達が抜擢されたのは明らかに理事長の依怙贔屓だ!呪文も理事長の入れ知恵のパフォーマンスだろう!私は…実に悔しい!」

『いや、そんなこと私達に言われても…。私達も何も知らされてなかったし、そういう事は理事長に言ってくれると嬉しいんだけど』

「(聖奈ちゃんハッキリ言ったぁ!)」

だって私達だって被害者だし。悪くないもん。

「チッ、黙れ女ぁ!」


酷くないですかね???

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おー! - こんにちは!コメント失礼します!え?なにこのお話面白い!!設定とかも好きです(?)無理のないように更新頑張ってください! (10月30日 15時) (レス) @page14 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗綾♪ | 作成日時:2023年9月1日 18時

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