I need you！ vol.2 (ページ31)

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Wonderful Time！ T ページ31

俺、恵まれてんなぁ。

１０年分のMV観ながら座談会収録中、つくづく思う。
隣には、すっかりMCまでするようになった俺の宮田。
周りには大好きなメンバーとスタッフさん。

７人でいる意味〜？
そんなもんないって！今はただ楽しいの。
個人の仕事も楽しみだけど、７人なら楽しいこと１００倍になるからさ〜。

がむしゃらに前に進むことを選びがちな俺たち。
攻めりゃいいってもんじゃないのに、守るよりは打って出ちゃう。何でも《最初》が大好きだし、やっぱ《１番》になりたい。
脇道アイドルなのにね〜。

でもね、それが楽しい。
人見知りで真面目ないい子ちゃんたちなくせにさ、実は脇道から陰に隠れて虎視眈々とアイドルの天辺狙ってんの。
その為になら努力は惜しまないし、虫や草だって食べるし、ビリビリだって我慢…いや、盛大にリアクション取りますよ。

ほんとはさ、特別でいたいんでうちの事務所の他のグループにはあんまりやってほしくないけど、ま、時流だから仕方ない。
新しいことは俺たちがやっちゃうけどね〜。

ね？俺たち面白いでしょ？
スタッフさんたちも含めてさ。

あ、こんな俺たちを応援してくれて、何でも褒めてくれて、大喜利大好きで、《１番》が大好きなファンも大好き。
だって、バラエティ出たら、もっとイジッてもらえって言ったり、どんだけバカやっても爪痕残したって喜んでくれる。
以前は《１番》取る為にCD狩りしたり、SNSでも世界トレンド《１番》取るまで徹底的に呟いたり、ライブでは自分たちでペンラ芸編み出したり。

宮田はファンを《姫》だけど軍隊みたいって。
そりゃ、時折厳しいこと言ったり、ちょっと困った人もいるけど、俺たちのファンの皆様は、基本面白いことや団結するの大好きだよね。脇道アイドルを好きになる人だからかな？

とにかく大好きな人に包まれてるココがいい。
俺、恵まれてるぅ！

『おじいちゃんになっても、７人でローラー履いていたいよね！』

ああ、１番好きな人が、いつも俺がほしい言葉をくれる幸せ。
エンタメを生み出す苦しみや辛さやもどかしさも、全て昇華してくれる。

それに頷き、どれだけ窮地に陥ろうとも、同じ目標に向かって黙々と自分を磨く仲間がいる。
気持ちをフォローし合って、分け合えるメンバーがいる。

いやはや、恵まれてるわ〜、俺たち。
ねぇ？まだまだ俺たち伸び代だらけじゃん！

もぉ、アレよ？世界一《イチバンヤベ〜グループ》になっちゃうからさ、君もついてきてね〜っ！

fin.