Oh！Ouch！ �� K ページ43
宮田がまたまた恐ろしいことを言う。
ブロッコリーを茹でずに食う？？
神様、宮田にせめて死なない程度の料理知識をお与え下さい。
自分の料理がまずくて１年で５kg以上痩せる奴なんて初めて見たわ。
とにかく、食材に火を通さず食べるって、よく今まで食中毒にならずに生きてこられたぜ。
そうそう、魚も新鮮じゃなければお刺身じゃなくて火を通してね。イカや青魚は特にアニサキスという寄生虫がいる場合があって、俺がすでに《ズミ》だから。アニサキスパイセンだから。あれは死ぬ。もう激痛。
ん〜、俺もそこまで作らないけどアップルパイとか〜、自粛生活中にはラーメンをスープから作ってみたり〜興味持ったらやるほうよ。
なのに炊飯器持ってないのはおかしいって？でも結構料理男子でしょ？ま、横尾さんには敵わないけどさ。
で、宮田がコロナ禍の自粛生活で料理をすることに目覚めたのはいいことなんだけど、短期間で数々の料理武勇伝を打ち立てちまった。
生…いや、活きウインナーもインパクト大だったでしょ？美味かったけど。しょっぱかったから豚の生姜焼きを洗って食べたのも死ぬほど笑わせてもらった。自粛生活であんなに爆笑できたのは宮田のおかげだな。
一人暮らし始めた頃は、もうちょっと作ってたはずだから、何も作れない訳じゃない。でも、新たなキャラにはもってこいの爆笑エピ満載だ。
それにしても、包丁使えないからとスッパリ人生から料理を切り捨ててたところが宮田っぽいよね。
それが自分に必要ないと判断したら切り捨てるところがあるのよ、あいつ。優しいだけじゃない。実は超合理主義。
まぁ、話のインパクトのせいで、まるで生活力がないように見えるが、料理しなくても生きていけると判断しただけのことなのだろう。
ちなみにグループのことにしても、自分が考えなくてもいいなら深く考えない。自分が合わせられる範囲なら何でもいいって。
それで怒ったこともあるの。でもそれが宮田だったんだよなぁ。
ま、そんなのがいるのも俺たちの強みかな。第一印象と相反するような不思議な魅力に惹かれるんだよね。
タマは、それを優柔不断だと言う。
『いい意味で』だとよ。
『タマの魚の煮付け！また食べた〜い。』
『……鯖でいい？』
『何でもいい。』
『……むぅ。』
うん、いくら合理主義でもチョコとエナジードリンクばっかじゃなくて、たまにゃ作ってもらいなさい。
ファンだけじゃねぇ。
嫁まで心配させてんなよ？王子様。
fin.
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作者名：みあん | 作成日時：2021年1月9日 19時
