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ねぇ、タマさん?一緒に行こうよぉ!!
僕はお2人とお散歩したいよ??
2人なら、きっともっと楽しくて嬉しいよ?
ミヤタさんが、僕のそばでしゃがんで、頭をナデナデしてくれた。
それから上目遣いでタマさんを見る。
『…ドンブリもタマと一緒がいいって。俺もタマと行きたいな〜??』
タマさんは、しばらくぷくりとほっぺを膨らませてたけど、僕とミヤタさんの上目遣いにとうとう敗北宣言。
『…んもぉ。ドンブリってば…しょうがないねぇ…。』
『タマ…やっぱり可愛い…。』
とろけるような甘いお声で、ミヤタさんは囁いた。
タマさんはまたお顔を逸らせ、唇を尖らせる。
《可愛いね。優しいね》ってミヤタさんが言う度に恥ずかしくなっちゃうタマさんたら、ほんとに可愛いっ。
ちっちゃくなくても、タマさんは可愛いの。
ミヤタさんはそんなタマさんが大好きなの。
うちの美男美男かっぷるも素敵でしょ?
『タマがあんまり可愛いから、思いっきりぎゅうとちゅーしたいです。』
『…今日は《友だちの日》で〜す。』
『お散歩中はいいんだもんね…?』
『…バーカ。』
……んふふ。今朝のお散歩も少し長くなりそうで〜す。
fin.
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作者名:みあん | 作成日時:2021年10月26日 1時