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『ま、俺は身近なスピリチュアルって感じで嬉しいけどねぇ。』

センガさんがヨコオさんから僕を横取り。
すぴりちゅあるって何かな?新しいラーメン?

『とりあえず、全員で明日お祓い行こ!んで、美味いもん喰おう!!』
『…だから目的違うって。まぁでも、そだな。たまにゃ、みんなでお出掛けもいいか。……ドンブリはお留守番かな。』


………楽しそう。でも、僕が行けないとこもいっぱいあるからねぇ。
ま、僕は無理に行かなくて大丈夫。動物のお約束…《行けないとこには行かない》。
結構、連れて行ってもらってるほうだしね。



次の日の午前中、みんなはお車2台に分かれてご出発。

いってらっしゃ〜い!

さて、僕はゆっくりお昼寝〜。
あ、ちょっと待って?みんながいない内に、僕の隠しおやつを確認っ!
あったあった……んふふ〜。今回のおやつの隠し場所は、誰にも内緒!言〜わないっ。


………だけどね。僕、その時、ちょっと気になるもの見つけちゃって。
確か、さっきお掃除してたヨコオさんが棚の上からソファの横に1度下ろしてたから、上げ忘れたんだ。

モノなんだけどね?この子たち、とっても思いが詰まってる…いい匂いがする。


あんまりみんなそういうこと気にしないし、僕も気にしたことはない。
神様のお札とかハマ矢とか、確かにあったほうが気持ちの良くなるモノはあるから、みんなが好きなものが好き。

例えば、ミヤタさんやヨコオさんのお部屋のお人形や絵。女の子とか変な形の人とかたくさんあるけど、ミヤタさんやヨコオさんが素敵だなと思って飾るから、気持ちいいモノ。
タマさんやガヤさんやセンガさんのあくせさりいやお服も、ご本人が好きなモノはやっぱり気持ちいいもの。
キタヤマさんの盛り塩も、ニカさんが晩酌しながら見てるランプも。


だけど、コレはちょっと違うみたい。
7人全員の気持ち。
僕、この子たち好きだなぁ。


そう思いながら、ソファの上でぽ〜んやりそれを眺めてたら……僕、寝ちゃった。
そして、夢を見たの。
お若い7人の夢。
僕がいないはずの7人だけの記憶の夢。
ほんとかどうかは分かんないけど…。





『全員で遊びに来るの久しぶりじゃね?』

ミヤタさんが嬉しそうに笑った。タマさんはその隣でげえむしてる。

『7人となるとなかなか予定合わないからなぁ。てか、俺この後土産物見たい。』
『俺も〜。』
『ラフティングできないならさ、この神社行かね?あの世界的アニメの舞台になったって。』

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作者名:みあん | 作成日時:2021年10月26日 1時

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