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五「乱の呼吸 弐の型 乱れ打ち」

先程からちょろちょろと小さい鬼たちがやってくる。
鬼は群れられない性質のはず。
なのにも関わらず、誰かに指揮を取られているかのような動きをしている。

五「気味悪い。それに、やけに寒いな。」

夜とはいえ、そんなに気温が低いわけではない。それにもかかわらず、五月雨の吐く息は白く、空気がひんやりしていた。

五「…どこにいる?」
鴉「マダ見ツケラレナイノカ」
五「…!しーっ!!お前声でかいんだから!」
鴉「オ前モデカイ」
五「しーっ!!!」

どこからか、ガサッという物音がした。

五「(…近い)」

目を閉じ気配を探る。
深い呼吸の音が聞こえた。

五「(そこか!)」

五月雨は日輪刀を構えた。

鬼「…っと、あぶねえな」
五「避けんじゃねーよ」
鬼「嫌」
五「拒否権ない。」
鬼「ははっ強気だね。でも、いつまでそんな強気でいれるかな?」
五「ずっと。」
鬼「…っく、はっはは。面白いね君。」
五「そらどうも。」
鬼「まあ今に僕の血鬼術で怯えてしまうだろうけど。」
五「あのさぁ。そういうの、もっと強くなってからいいなよ。」
鬼「は?」

鬼は気付かぬうちに頸を切られていた。
乱の呼吸で最も静かな乱れ舞。
気がついたら頸が切れているのがこの型の最大の特徴だ。

五「君さ、相手のことはちゃんと見た方がいいよ。」

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Kiitigo(プロフ) - 涙さん» 一応柱ということで進めています。わかりにくい表示で申し訳ないです。 (2019年11月28日 23時) (レス) id: 365b906ec4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 階級は柱と甲どちらでしょうか? (2019年11月28日 23時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiitigo x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 22時

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