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肆拾参 ページ44

※視点変わります


暫く鴉くんの言う通りに進んでいくと、見えたのは駅舎だった。
どこに行く訳でもないのに、なぜ駅舎に連れてきたのか、不思議だったが、この鴉くんは無駄なことなどしない。
言われるがまま、列車に乗った。
少しして、列車が動き出したかと思うと、聞き覚えのある声がした。
…そう、あの3人の声だ。
隠すことは何もないが、咄嗟に気配を消した。
なんでいるのさあの3人。
彼らが違う車両に乗り込むのをみて、一息つくと、車掌さんが来た。
…何か、おかしい。

五「…車掌さん」
車「…なんでしょう。」
五「…あ、いや、知り合いに似ていたからつい、ね。」
車「…」
五「済まない、止めてしまって。」
車「…いいえ。ごゆっくりどうぞ。」

何がおかしいか、はっきりとは分からないが、明らかに何かがおかしかった。
ぐるぐると頭を回る車掌さんの姿と、あの3人のこと、鴉くんの意図。
…列車の動きが心地いい。
眠たくなってきた。

気になることは、沢山あるのに、眠気には、かて、ない。

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Kiitigo(プロフ) - 涙さん» 一応柱ということで進めています。わかりにくい表示で申し訳ないです。 (2019年11月28日 23時) (レス) id: 365b906ec4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 階級は柱と甲どちらでしょうか? (2019年11月28日 23時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiitigo x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 22時

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