参拾捌 ページ39
五「しのぶさーん」
し「あら、どうされたのですか?」
五「あーいや、しばらく休めって言われてさ、暇だから手伝いに来た。」
し「それはそれは。ではこちらに。」
念願の休暇に喜ぶかと思いきや、胡蝶しのぶの元へ手伝いに来た五月雨。
そんな五月雨が案内されたのは訓練所。
何となく察した五月雨は、中から聞こえる足音に驚いていた。
我妻善逸ほど耳がいい訳では無いが、以前と足音の音に違いが出ている。
五「…これは、炭治郎くんかな。」
し「ええ。善逸くんと伊之助くんはいなくなってしまいました。」
五「…ええ…連れ戻してこようかな。」
し「お頼みしたいですね。」
五「まさか、聞かせるためだけに連れてきたの?」
し「…ふふっ。」
意味ありげな笑みを浮かべて胡蝶しのぶはどこかへ行ってしまった。
少しだけ五月雨が覗くと、栗花落カナヲと竈門炭治郎が全身訓練をしている最中であった。
大差着いていたはずであったが、現在ではギリギリ負けていると言ったところであろう。
感心の後、さて困った、と五月雨は踵を返した。
五「…とにかく探すか。」
こうして五月雨は、嘴平伊之助と我妻善逸を探す旅に出た。
3人が入院している病室に行ってみたが姿はない。
広い蝶屋敷を探し回るのは時間がかかる。
待つことにするかとも思ったが、あの二人なら入ってくる前に気がつくであろう。
そこで五月雨は思いつく。
五「…よし、罠掛けるか。」
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Kiitigo(プロフ) - 涙さん» 一応柱ということで進めています。わかりにくい表示で申し訳ないです。 (2019年11月28日 23時) (レス) id: 365b906ec4 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 階級は柱と甲どちらでしょうか? (2019年11月28日 23時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kiitigo x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 22時