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参拾弐 ページ33

※視点戻ります。

白いベットの上で寝ている者の様子を心配そうに見つめる、3つの影があった。
五月雨が意識を失ってから、早1週間がすぎた。
朝から晩まで、任務のないものが見舞いに来ていたが、それでもなお五月雨の目が開くことは無かった。

善「全然、起きないね。」
炭「…待つしかない。それしか俺達には出来ないから。」
伊「んだよこいつ。弱そうだな。」
炭「こら伊之助。そんなこと言うんじゃない。」
ア「3人とも、静かにしてください。ここは病室ですよ。」
善「ひいい」
炭「あ、ごめんなさい。」
善「…死んでるみたいだね。」
炭「縁起の悪いこと言うな。」

そんな時であった。
五月雨のうめき声が聞こえたのは。
五月雨の目が開いたのは。
ぼー、っと焦点の合わない目で天井を見上げ、しばらくしてから、竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の3名へと目を向けた。

五「…なに、してるんだい?」
炭「…!!」
善「ひっ!」
伊「!」
五「…君たち、大丈夫?」
善「…し、しのぶさん呼んでくる!」
炭「頼んだ!…大丈夫ですか?」
五「いや、君たちのこと、心配したんだが?」
伊「俺様はお前みたいに弱味噌じゃねえからな!!」
炭「伊之助!失礼なこと言うな!」
五「元気そうなら良かった。」

ははっ。と軽く笑う五月雨の元へ蟲柱がやってきた。
一通りの診察を終え、眠っていた期間と、そのあいだの出来事を聞いた五月雨は、

五「お館様のとこ行ってくる!!」

と騒ぎ出したが、蟲柱の威圧に負け、大人しくベットへ潜った。
怪我をしていなかった五月雨は一日で機能回復訓練へと参加した。

し「さて、Aさん。貴方1週間も眠っていたのですから、本日から機能回復訓練に参加して頂きますね。」
五「体鈍ってそうだから丁度良かった。」
し「しかし、今回は、あの3人を相手にしてください。」
五「あ、訓練受ける側じゃなくて訓練する側なんだ。」
し「ええ。」

こうして、五月雨の機能回復訓練が始まった。

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Kiitigo(プロフ) - 涙さん» 一応柱ということで進めています。わかりにくい表示で申し訳ないです。 (2019年11月28日 23時) (レス) id: 365b906ec4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 階級は柱と甲どちらでしょうか? (2019年11月28日 23時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiitigo x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 22時

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