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弐拾玖 ページ30

五月雨が着くと、そこには血だらけの竈門禰豆子がいた。
白髪の鬼の少年は、兄妹という言葉に大きな反応を示していた。
五月雨は走り去って行ったもう一体の鬼に気がついていたが、下弦である目の前の鬼の方が重要だと判断し、その場にとどまった。
五月雨は竈門禰豆子を見るのは初めてだったが、前に一度感じた気配と色が同じであるため、今目の前にいるのが、下弦と、竈門炭治郎、そして竈門禰豆子であることは容易に判断できた。
そして、その竈門禰豆子が怪我を負っている。
血を流す竈門炭治郎を襲おうとしない。
その状況証拠は竈門禰豆子が味方であることを示すには十分だった。

五「お館様が容認したのも理解ができますね。…まぁ、家族だけかも知れませんが。」
鴉「行カナイノカ」
五「お館様から仰せつかったのは、様子を見ること、ですから、相当危険な状態にならない限りは、手出ししませんよ。」
鴉「酷イ奴ダナオ前。」
五「なんとでも言ってください。」
鴉「彼奴ノ刀折レテルゾ」
五「あの糸、硬そうですもんね。」
鴉「ソウイウコトジャネエ」
五「…なんと言われようと、見守るのが任務ですから。」

鎹鴉は、何処かへ飛び去って行った。
五月雨は息を潜め、下弦、竈門炭治郎、竈門禰豆子の様子を伺っていた。

五「安心なさい。殺させやしませんから。」

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Kiitigo(プロフ) - 涙さん» 一応柱ということで進めています。わかりにくい表示で申し訳ないです。 (2019年11月28日 23時) (レス) id: 365b906ec4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 階級は柱と甲どちらでしょうか? (2019年11月28日 23時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiitigo x他1人 | 作成日時:2019年10月19日 22時

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