僕はアイドル☆ちょぎゅ ６

206.離れている間 ページ16

ーキュヒョンsideー

年末に向けて忙しくなるスケジュール。

それでも時間があればAとSkypeで顔を見て話す。

最低でも1日に3通届くAからのメールには朝昼晩に食べたものの写メが付いてくる。

それを見て安心する。

そしてAが寝るぐらいの時間にはよっぽどの事が無い限り電話を掛けた。

「おやすみ」の一言だけで良い。
それでAが安心して眠れるなら。

1番ビックリしたのはAの携帯に掛けたら、Aのお母さんが出た事。

いきなりの事で緊張しすぎて辿々しい挨拶をしてしまったけど、お母さんは笑ってくれた。

A母「A最近ご飯もたくさん食べてるし、すっごく元気よ。むしろ太っちゃうんじゃないかって心配(笑)」

良かった…

でも太ったらお仕置きだって言ったよな？(笑)

Aに会う事がより待ち遠しくなった。


………

……

…


ただ…

Aを迎えに行く前に嫌がらせの犯人を捕まえたかった。

何の不安も無くコッチに帰ってきてもらいたかったのに…

Aが居なくなってパッタリ嫌がらせは無くなり、コッチとしても動きようが無かった。

でも反対にそれがサリが犯人だと言っているようなもの…

Aが居なくなった事を知っていたのはウナとソナちゃん、スンミさんと…サリ。

あの時は俺すら知らなかった。

それからしばらくしてAの家に行った時にポストをチェックしてもそれらしきものは入っていなかった。

あとは証拠を掴むだけ…

やっぱりAが帰ってきてからサリが動き出すのを待つしかないのか？

だからってAを危険な目に合わせるような事はしたくない。

そして…

出来るならAの知らない所で終わらせたい。

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