僕はアイドル☆ちょぎゅ ６

204.ワガママ ページ14

ーキュヒョンsideー

KH「A…」

ホテルに着いて2人きりになるとAを離す事が出来なかった。

せっかく会えたのにまた1ヶ月ぐらい離れなければいけない…

Aもそれが分かってるせいか、素直にくっついてくれてる。

…

KH「A、やっぱり…」

“一緒に帰ろう”

離れたくなくて…
連れて帰りたくて…

言ってしまいそうになるその言葉を飲み込む。

そんな俺の身勝手な…

今だけの感情でAを連れて帰る事なんて出来ない。

Aはコッチに居た方が安全だし、韓国で1人で居るよりコッチでご両親と居てくれる方が俺も安心できる。

…

A「私…ちゃんと待ってるから。キュヒョンが迎えに来てくれるのちゃんと待ってる。ご飯も食べるし、きちんと睡眠もとる。」

俺の気持ちを分かってるのか、はっきりとそう言ってくれた。

俺の方が不安になってどうするんだよ…(笑)

KH「食べ過ぎて太ってたらお仕置きな(笑)」

A「何そのプレッシャー！じゃあキュヒョンはもっとムキムキになってないとお仕置き(笑)」

KH「何それ！絶対無理！」

A「あはは(笑)私もキュヒョンがムキムキになってたらちょっとヤダ〜！」

やっと2人で笑えた。

このままずっと話してたいけど、俺と居る時はゆっくり寝てほしい。

…


KH「もう寝ようか。」

ギュッと抱き締めるとAも抱きついてくる。

A「まだ寝たくない…」

KH「Aもコンサート見て疲れただろ？」

A「やだ。寝ない。勿体ないもん。」

珍しくワガママを言うAに…

俺の理性が飛んだ。

KH「Aごめん。愛してる…」

言葉を発したのが先か、Aの上に覆いかぶさったのが先か…

Aの身体を気遣えない自分に罪悪感を感じつつも、我慢ができなかった。

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