474.プライド ページ31
ーキュヒョンsideー
玄関で音がした。
ウニョクヒョンが出掛けてからまだ2時間も経っていなかった。
LT「僕が行ってくる。」
そう言ってリビングを出て行ったトゥギヒョン。
玄関の方では鼻をすする音が聞こえた。
LT「ウニョクおかえり。」
みんなが耳を澄ませて静かなこの部屋では、嫌でも2人の会話が聞こえる。
EH「ブランド物も、アイドルも用意できない僕なんて…役立たずなんだって。へへっ(笑)」
涙声なのに笑っていて…
それがウニョクヒョンなりのプライドなんだと思った。
EH「貸切にしてたお店に入った瞬間にさ、2人きりだって分かって“帰る！”って言い出したんだよ(笑)それを頑張って引き止めたんだけど…プレゼント渡したらっ…」
詰まったその声を聞いているとこっちまで泣きそうになった。
EH「こんなネックレス恥ずかしくて付けられないって。結構いい感じに出来たと思ったんだけどな…(笑)」
俺はそっと部屋に戻った。
きっと俺が居たらヒョンは余計に惨めな思いをすると思うから…
ウニョクヒョンのプライドを守らないと。
生意気な弟なりに兄を気遣った。
Aは俺からの連絡を待っているだろうけど、なんとなく連絡する気になれない。
ゲームにも集中出来そうにないから…
ヘッドフォンを付けてベッドに身体を沈める。
悲しい歌詞は聴きたくなくて、ピアノの音しか聴こえないクラシックを選んだ。
アルバム1枚分を聴き終わった頃、遠くでドアをノックする音が聞こえた気がして握っていたiPodの音量を下げた。
「キュヒョンごめん。ヒョンが間違ってた。ごめんね…」
はっきりとウニョクヒョンの声が聞こえたけど…
俺は寝たフリをした。
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anz(プロフ) - テング＆シカさん» やっぱりこのままってわけには…いきませんよね？＾＾；はい。頑張ります！ (2013年3月11日 9時) (
レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - gyuサランさん» 今回はちょっと可愛めでｗｗ頑張りますね＼(^o^)／ (2013年3月3日 21時) (レス) id: 13e61d437a (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - おにく輝く.*ﾟさん» ありがとうございます♪更新頑張りますね！＾＾ (2013年2月25日 16時) (レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
おにく輝く.*ﾟ(プロフ) - 本当毎回毎回楽しみにしてますっ♪
このぎゅ大好きです わら
これからも更新ふぁいてぃん(^^) (2013年2月19日 18時) (携帯から) (レス) id: 705d546376 (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - ゆなさん» どうぞどうぞ！可哀相な子を貰ってやってくださいｗ (2013年2月19日 11時) (レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：anz
| 作成日時：2013年1月10日 10時
