22.パトカーの音 ページ22
ーAsideー
HC「本当に痛い所ないか?腹は?気持ち悪いとか…」
リビングのソファーに座らされて、また身体を確認される。
A「大丈夫だって。それよりヒチョルさんの手当てしなきゃ…」
冷蔵庫から氷を取り出す代わりにもう溶け出しているレモンのシャーベットを入れた。
殴られて少し赤くなっている頬を冷やすように氷を渡し、救急箱から必要なものを出す。
外からパトカーのサイレンの音がしてホッとした。
…
HC「悪い。俺のせいで…」
手の手当てが終わった瞬間に抱き締められる。
A「ヒチョルさんのせいじゃないでしょ?」
HC「俺のせいだろ。どう考えてもファンの仕業だ。」
さっきの恐怖より、今のヒチョルさんの切ない声に涙が出そうになった。
A「でもちゃんと守ってくれた。私も赤ちゃんも、ヒチョルさんが守ってくれた。」
HC「本当に良かった。俺が居なかったらって思うと…すっげー怖ぇ。情けないけど…」
強く強く抱き締められて、ヒチョルさんの感じている心の痛みが伝わってくる…
………
…
しばらくして2人とも落ち着いて来た頃、ヒチョルさんのマネージャーが警察の人を連れてうちに来た。
HC「A、ちょっと寝室で休んでろ。」
A「何で?私も…」
マネ「Aさん、色々と大事な話もありますので…」
マネージャーさんにそう言われると、それ以上何も言えなかった。
HC「ほら、A…」
手を引かれて寝室に入る。
ヒチョルさんは私をベッドに寝かせ、お腹まで布団をかけてくれた。
クーラーを入れるとじんわりと暑かった部屋が少しだけ涼しくなる。
HC「少し寝たら?」
A「うん…」
まだ納得の行かない表情をしていると、ヒチョルさんは困ったように笑った。
HC「何だよ(笑)」
A「だって…」
HC「ばーか(笑)お前が気にする事なんて何もねーよ。今日の晩飯でも考えてろ。」
ヒチョルさんが部屋を出て行くのを確認してから目を閉じる…
思っていたより身体も精神的にも疲れていたらしく、そのまま寝てしまった。
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エミ - ヤバイです~…イェペンなのに、うっかりヒニム落ちしそうです~(///ω///)♪話の世界に浸りすぎてリアルから目を背けてしまう(笑)ヒニムに溺愛されたいっス(*´∇`*)♪ (2014年11月22日 20時) (レス) id: b5938ed92c (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - ユカミンさん» この中だけで浮気していってくださいww (2012年10月2日 16時) (レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - にっきーさん» キュヒョンさんで重たい事ばかり書いてるのでこっちでは温かいものを^^ (2012年10月2日 16時) (レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - らんさん» こちらこそ、読んでくださってありがとうございます。続き頑張ります! (2012年10月2日 16時) (レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
anz(プロフ) - なーさん» このお話は続編が書きたくなってしまうんですよね〜ww頑張ります! (2012年10月2日 16時) (レス) id: 41f5a17ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:anz | 作成日時:2012年7月9日 4時