俺様アッパ☆きみちょる １

3.不安と安心 ページ3

ーAsideー


HC「お前アレ持って来たか？」


A「ん…？あぁ、サングラス！持ってきてるよ。」


家を出るときに“俺のサングラス持ってこい”って電話があって…


HC「お前出る時ソレかけとけ。」


A「へ？私がかけるの？」


HC「当たり前だろ。俺はメガネだし。」


そう言って最近お気に入りの伊達メガネを取り出した。


HC「ここ来る前に発表したから、外かなり人が集まってる。」


LT「Aちゃんきちんと顔隠した方が良いよ。」


ちょっと待って…


それって結構ヤバくない？


A「ヒチョルさんはイトゥクさんと先に帰ってよ。私はお母さんと帰る。」


来た時だって別々に来たんだし…


HC「こんなとこ来てんだからお前がここに居る事ぐらいバカでも分かるだろ。俺らが出てったところで全員居なくなるわけじゃねーぞ。」


はぁ…


でもコレからそんな生活になるんだよね…


…


HC「不安か？」


A「ん？ん〜…ちょっと(笑)」


マリッジブルーなのかマタニティブルーなのか…


ここの所不安になる事が多い。


きっとそんな私にヒチョルさんも気付いてくれてる。


HC「大丈夫だ。お前も子供も俺が守る。」


お腹に置いてある私の手の上に控え目に手を乗せて、怖いぐらい真っ直ぐな瞳で私を見てくれる。


これだけで私がどれだけ安心できるか…


そんな事もきっとヒチョルさんは分かってる。

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