【ONE PIECE】ラブソングな物語【短編集】

｢ネクロの花嫁｣奏音69【トラファルガー・ロー】 ページ6

何も言わないその唇に口付けをして…今宵お前は蘇る…あの頃の姿で…









お前は俺に言ったよな、

｢この体をお前に託す｣と、

俺は言った

ロー｢迎えに逝く。｣と。

その間にお前の命は朽ち果てた。

世界の誰にも見捨てられて…

俺は流石に可哀想だと思って誰も知らない場所で眠らせた。



朽ちてもまだ美しいお前と二人きりの霊廟で俺は恋をした…

これは永遠の恋か、禁断の行為か…

お前を愛し、また会いたいと思うだけなのに

それが罪なんだろうか。

まだ、何も言わないお前にキスを落とし

俺達は永久に一緒だ…結ばれるんだ…

祝福もされずに…。






腐り落ちた眼孔に青い硝子を

破れかけた腕に絹の肌を

侵された内臓に綿のガーゼを

これは自信作だぞ、宝石で飾った白いドレス…

お前が傷つく度に治す…医者の務めだ…








海軍｢トラファルガー・ロー！！お前！！いくら何でも趣味が悪いぞ！！醜い怪物と一緒に…うっぷ…｣


ロー｢これは此奴の願いだ。それに…俺の恋路を邪魔するんじゃねぇよ。バラすぞ。｣

第一、お前らが追い詰めたせいで此奴の病が悪化してたってのに…

あァ、何も言えないのは辛いなA…

今宵俺は処刑されるんだ…

お前を見捨てた奴らの正義で…





タダシイノハダアレ？

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
ネクロの花嫁好きなんですよ！

この世界にはヨミヨミの実ってのがありましてね←

｢ドーナツホール｣ハチ【イゾウ】→←｢恋愛裁判｣40mP【イゾウ】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す