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聞いてくれる? ♯1-シルク- ページ3

シ「ごめん…別れよ。」



ジリリリリリッ!!



目覚ましの音でハッと目を覚ます。




結衣『……また、…』



高校生の時、
私は同級生のシルクと付き合っていた。

告白されて
好奇心で付き合ってみる事にした。


何だかんだ続いていたんだけど…


それは突然で。




シ「やりたい事を見つけたんだ。」



まるで、私は邪魔と言わんばかりに
突き付けられた言葉。


気付いたら、溺れてしまう程彼の事を好きだった。


我慢出来ずに泣いてしまう私を
彼は切なく見詰めていただけだった。


あの日の事が、今でもこうして夢の中で蘇る。



あれから5年…




結衣『……いい加減、前進しろ!!私!!』




そう、
今だに彼を忘れる事が出来ず
後にも先にも彼氏はシルクだけだった。








結衣『お疲れ様〜。』

同期「あ、結衣!!」

結衣『はい?』

同期「ちょっとこの後飲み行かない?」

結衣『え〜
同期「奢るから合コン付き合って!!」

結衣『合コン!?いやいや
同期「お願い!!この通り!!」

結衣『〜ッ…わ、わかったよ…』

同期「やった!!よし、そうと決まれば出陣じゃ!!」

結衣『……そういうとこ、モテない原因だよ。』

同期「余計なお世話だ。」







それから私達はお店に向かい
予約していた個室に入ると男が2人先に飲み始めていた。





同期「こんばんわ〜♩」

男1「お、キタキタ!!」

同期「紹介するね?この子、職場の同期。」

結衣『あ、こんばん……

「あ、すんません。先に飲んでっ………」

結衣『……え…、……』

シ「………結衣…?」

同期「あれま?知り合い?」

男1「んだよ、シルク!こんな可愛い子が知り合いなら俺に早く紹か
結衣『すみません、私帰ります!!』

同期「ふぇ!?ちょ、結衣!?」

男1「えぇぇぇぇぇえ!?!?は、早くない!?!?」

シ「は!?ちよ、待ッ…結衣!!」





5年振りの再会は、私の胸を締め付けた。

何処か憎めず少しあどけない表情、
身体付きは逞しく、
蘇る熱に私の頬は赤く染まった。

今だに忘れられずにいる自分が恥ずかしくて…


思わず飛び出してしまった。



無我夢中で走り続け、
人気の少ない路地へと向かった。





しかし、




シ「おい!!コラ、逃げんなッ!!」

結衣『お、追いかけて来ないで下さい!!』




彼は圧倒的なスピードで私との距離を詰めて来た。

聞いてくれる? ♯2-シルク-→←好きだった -マサイ-



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作品ジャンル:恋愛
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美夢(プロフ) - 全部読み返してきました(´・ω・`)ニヤニヤが止まらずです (2019年7月27日 9時) (レス) id: 70c1150dfd (このIDを非表示/違反報告)
カオル - 1から読んでいたら、気づいたら6までいっていました。何度キュンとしたことか。企画の全員のものなどニヤケてしまいました(*´ω`*) (2019年1月18日 3時) (レス) id: d8ce782270 (このIDを非表示/違反報告)
来響 - わーヤバイニヤケてしまう笑 (2019年1月8日 16時) (レス) id: 46c572a747 (このIDを非表示/違反報告)
鳥獣先輩(プロフ) - とても感動しました (2018年11月17日 18時) (レス) id: 73a4e43239 (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - おはよんよん♪ありがとぉ 嬉泣 マサイの優しさに本当に胸がキュンキュンしたよ♪本当に忙しい中書いてくれて有り難う!ワガママ聞いてくれてありがとう! (2018年10月25日 6時) (レス) id: c0d11f604d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あにゃ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年10月13日 0時

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