見つめるだけじゃ始まらない -Fischer's. Silk Road-

-39枠- ページ40

ぺ「なんか、俺らに隠してる事ない？」

シ「……」

ぺ「……」

シ「ごめん！！」

ぺ「え、なんで謝
シ「隠してたつもりはねぇんだ。」

ぺ「？」

シ「ただ、もっとちゃんとメンバーには報告したくて…」

ぺ「ん？え、何？」

シ「ザカオが見たのは、多分俺。」

ぺ「え……って事は…」

シ「………女と一緒にいたのは事実だ。」

ぺ「ちょ、マジで！？ww」

シ「でも、彼女とかじゃねぇから…まだ。」

ぺ「まだって…」

シ「………下手に気を使われんのが嫌なんだ。」

ぺ「……でも、俺らに隠し事は
シ「分かってる。その事に関しては…本当、ごめん！！」

ぺ「……」

シ「ちゃんと…ちゃんと報告はするつもりだった。」

ぺ「……はぁ、」

シ「……すまねぇ。」

ぺ「ま、シルクらしいなww」

シ「？」

ぺ「俺は応援するよ。」

シ「お前…」

ぺ「その事、他のメンバーは知らないの？」

シ「いや…マサイにだけはバレてるww」

ぺ「え、そうなの？」

シ「不可抗力と言うか…ww」

ぺ「…口止めしてたのか。」

シ「マサイの口からメンバーに伝わるのは違うと思ってな。」

ぺ「あ、そこはしっかりしてるんだww」

シ「そこはってww」

ぺ「まぁ、そうだな…やっぱそういう事はお前の口から直接聞きたい。」

シ「ん、…俺、本気だから。」

ぺ「……そっか。」

シ「もちろん撮影とかに支障が出る様なマネもしねぇし、プライベートを持ち込むつもりはねぇから。」

ぺ「…分かった。」

シ「結果的に、こういう形で知らせる事になっちまったのは…本当申し訳ない。」

ぺ「いや…ちゃんと話が聞けて良かった。」

シ「あ、他のメンバーには
ぺ「言わねぇよ。シルクのタイミングで良いと思う。」

シ「…さんきゅ。」

ぺ「おし、話も出来たし明日から忙しいんだから…また帰って来てからのんびり話そうぜ。」

シ「おう！！んじゃ、後の事は頼むわ。」

ぺ「はいよ〜」








自宅に向かう帰り道、
俺は彼女にLINEを送った。



いつも通りの感じで…


友達の様な気軽さで…






シ「……って、何買ってけば良いんだ？」





なんて独り言を漏らしながら
翌朝、俺はアメリカに向け自宅を出た。

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