-33枠- ページ34
シ「昨日のキス………」
結衣( あ……… )
【 無かった事にして欲しい。 】
そんな事を言われる気がした。
眠りに落ちる寸前に言った
シ「………ごめん、な。」
彼の言葉を思い出した。
結衣( 聞きたくない… )
傷付くのが怖くて、
彼の沈黙に慌てて言葉を繋いだ。
結衣『っ、…あ、あれは、お互い酔ってたしッ…』
シ「ごめん、俺ッ
Prrrrr…Prrrr…
結衣『うわッ！？』
シ「ーッ、で、電話？」
結衣『あ、う…うん…』
シ「…………で、出た方が良くね？」
結衣『え？あ…そ、そうだね…』
…
……
………
結衣『ご、ごめん！！今から仕事行かなきゃいけなくなっちゃった…』
シ「あ、そっ…か。了解！！」
結衣『話の途中なのにゴメンね？この借りは必ず返すから！！』
シ「ん、気にすんな。話なんてしようと思えばいつでも…」
結衣『………』
シ「……いつでも、」
結衣『無理しないで良いからね。』
シ「…え？」
結衣『私と違って…シルクは超忙しい人なんだから。私なんかに貴重な時間を割いてくれなくても…』
シ「私なんかにって…そんな事…」
結衣『………そ、それじゃ！！私行かないと…』
シ「………また、LINEする。」
結衣『……ん、ありがとう。』
…
……
………
結衣( 嘘…ついちゃった… )
本当は仕事の電話なんかじゃ無い。
あの場に居るのが辛くなって…
結衣『逃げちゃった…』
しかも、後味が悪い感じで…
結衣( 別れ際のシルクは、なんか… )
怒ってた気がした。
眉を顰めて、少し苦しそうな…
結衣( なんで貴方があんな顔するのよ… )
私の頬に一筋の涙が溢れた。
結衣『もう…』
会わない方が、良いのかも知れない…
これ以上近付いてはいけない気がした…
それなのに…
彼の温もりが身体から消えない。
重なった唇が再び熱を持つ。
結衣『……ッ、どうしよう…ッ』
好きで好きで、たまらない。
自宅に到着すると、
理想と現実の狭間でもがく私は部屋の片隅で声を殺しながらその日は一日中泣いていた。
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とびじゃす#(プロフ) - あにゃさん» いえいえ！楽しみによんどーよー^ ^ (2018年9月12日 2時) (
レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - とびじゃす#さん» お待たせしましたー！！遅くて本当に申し訳ございません。 (2018年9月12日 0時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - めっちゃオモロイから更新頑張って！ (2018年9月10日 7時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - 妃菜さん» 嬉しいコメント、本当心の助けになりました！！ご心配をお掛けして申し訳ありません！！今は回復して少しでも良いものが作れるように日々頑張っておりますので、今後とも宜しくお願いします！！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - MMさん» いつまでも待ってます！このコメントにウルウルしちゃいました！！心が温かくなり、本当嬉しかったです！！これからも頑張りますので、何卒宜しくお願いします！！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
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