-24枠- ページ25
マ「まーた俺ん家に…」
それは、シルク宛に届く筈の郵便物。
マ「何で毎回俺んとこなの?ww」
俺は郵便物を手にシルクの家に向かった。
階段を降り、
部屋のインターホンを鳴らそうとした時、
マ「あ、編集してっかな…」
ゆっくりと扉を引いてみると鍵が開いていた。
マ「おーい、シル…
シ「事務所で打ち合わせした帰り、偶々くまみきさんに会って…それで、あの店に行ってみたいんだけど一人じゃ入り難いって理由で誘われて一緒に行っただけなんだよね。」
マ( ん…電話? )
リビングのドアの向こうから聞こえた声。
靴を見る限り、部屋にいるのはシルクだけの筈。
シ「あ、もしかして変な誤解した?ww」
シ「やっぱなwwさすがに同業者とはねぇよww」
声色を聞いているだけで、
何と無く相手が女である事は分かった。
それから数分後…
シ「多分てwwんじゃ…おやすみ」
シ「……ん?切らねぇの?ww」
シ「いや、切るよww」
マ( ………じゃあ、早く切れよwwww )
シ「…やっぱ、おんが切って。」
マ( ……おん?おんてどっかで………あぁ!!! )
数ヶ月前、メイク枠配信してた女だ…
マ( 何時の間に連絡先まで… )
シ「……分かった!!じゃあ、せーの!で切ろうぜ?w」
シ「分かってるwwじゃ、いくぞ?」
シ「せーの!」
マ( …なるほどね。 )
やっぱりかって正直思った。
コソコソ携帯を気にかけてたのは、
マ( その子の事ね。 )
俺はリビングのドアを少しだけ開き、
様子を覗き見した。
すると緩んだ頬、歯痒そうに悶えるリーダーの姿に俺は笑いを堪えるのに必死だった。
シ「……とりあえず、誤解は解けたし…何となく、一歩前進出来たんじゃね?」
そして俺は、
大の字に寝る彼の頭上に立ちはだかってみた。
シルクは驚き慌てて身体を起こすと、
かなりの動揺を見せた。
ざっと話を聞くと、
なんだか自信無さげな我等のリーダー。
マ「突っ走れ!!それがシルクロードだろ?」
俺がそう呟くと、
瞳の奥が大きく揺れた気がした。
それと同時に、
俺には赤く光って見えた。
あんなに力強い目付きは初めてだ。
漲る彼に、何故か俺までワクワクしてきた。
そして俺は荷物を手渡し部屋を出ようと
ドアを開き、閉まりかける扉に向け呟いた…
マ「お前の本気、俺にも見せてくれよ。」
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とびじゃす#(プロフ) - あにゃさん» いえいえ!楽しみによんどーよー^ ^ (2018年9月12日 2時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - とびじゃす#さん» お待たせしましたー!!遅くて本当に申し訳ございません。 (2018年9月12日 0時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - めっちゃオモロイから更新頑張って! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - 妃菜さん» 嬉しいコメント、本当心の助けになりました!!ご心配をお掛けして申し訳ありません!!今は回復して少しでも良いものが作れるように日々頑張っておりますので、今後とも宜しくお願いします!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - MMさん» いつまでも待ってます!このコメントにウルウルしちゃいました!!心が温かくなり、本当嬉しかったです!!これからも頑張りますので、何卒宜しくお願いします!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
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