-12枠- ページ13
其れは未だ居酒屋にいる時…
シ「悪い、ちょっとお手洗い行ってくる。」
結衣『ん、はい。』
本当は離れる時間も惜しいくらい楽しくて…
ずっと話していたかったが…
シ「よしっ…と…」
トイレに駆け込むと、
俺はポケットからボールペンを出し
こっそり持ってきた紙ナプキンにLINEのIDを書き留めた。
シ「………こーれ、渡せっかな〜ww」
大きく深呼吸をし、
其れをポケットに忍ばせた。
そして帰り際…
彼女をタクシーに乗せ、
その流れで彼女の手にしっかりと紙を握らせ
ドアを閉め、俺はその場から逃げる様に駆け出した。
ノンストップで駆け上がり自宅の玄関を開けた。
扉を閉め、鍵を掛け…
俺はその場に崩れ落ちた。
シ「はぁ…ははッ…あぁーッ!!」
達成感というか…
シ「まだ……ドキドキしてる…」
勢い任せの、嵐の様な時間だった。
シ「いつもなら…こんなあっさり教えたりしねぇんだけどな〜」
帽子を取り、靴を脱げば俺は風呂場へ向かった。
シャワーを頭から被りながら、考えるのは彼女の事ばかり…
シ( そろそろ家に着いた頃か… )
シ( 明日仕事って言ってたけど、朝起きれんのかな? )
シ( 手渡したのは良いが、返事来んのかなwww )
そして風呂から上がり…
シ「………携帯触んのこえぇーww」
なんて…
柄にも無く怖気付いて。
シ「よし!!とりあえず……一旦編集しよww」
俺は恐怖心から携帯に触れる事なく、一先ず編集を進める事にした。
そして気付けば解散してから3時間が経過していた。
編集に集中する余り、LINEの存在をすっかり忘れ…
シ「あ、マサイに連絡…………ん?」
身に覚えのない人物からの新着通知。
シ「うわッ、やっべ!!」
其れは解散して直ぐの時刻…
シ「すっかり忘れてたッ!!」
自分から教えといて…
シ「うわー…やっちまった…」
こういう事が、度々ある。
それが…俺の駄目な所。
シ「あ〜…さすがに、この時間じゃ…」
時刻は深夜。
シ「仕方ねぇ…ここは我慢して、朝イチで返信するか。」
そして………
シ「ん、……ん?嘘だろ…こんな時に限って…」
寝過ごし気付けば12時半…
其処に畳み掛ける様に、
部屋のインターフォンが鳴った。
ン「おシルクお兄さ〜ん!!開け
シ「っるせぇッ!!」
ン「え!?なんか怒られた…」
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とびじゃす#(プロフ) - あにゃさん» いえいえ!楽しみによんどーよー^ ^ (2018年9月12日 2時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - とびじゃす#さん» お待たせしましたー!!遅くて本当に申し訳ございません。 (2018年9月12日 0時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - めっちゃオモロイから更新頑張って! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - 妃菜さん» 嬉しいコメント、本当心の助けになりました!!ご心配をお掛けして申し訳ありません!!今は回復して少しでも良いものが作れるように日々頑張っておりますので、今後とも宜しくお願いします!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - MMさん» いつまでも待ってます!このコメントにウルウルしちゃいました!!心が温かくなり、本当嬉しかったです!!これからも頑張りますので、何卒宜しくお願いします!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 2d6d468a89 (このIDを非表示/違反報告)
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