281話 ページ10
聞いたことがあるようでどこか聞き慣れない声
だが、風だけは何の違和感もなくその声に反応を見せ、言葉を発していく
風「・・・・・・そうでした・・・幻術とは脳に直接作用し、相手より優位に立つ技術」
先ほどの現象により、口端から流れた血を拭い
静なる闘志をその目に宿し、対象を見つめる
風「今放った奥義は脳に特定の“縛り”をつくり、その“縛り”が破られたら肉体にダメージとなって返ってくる
バイパー・ミラージュ・R」
「ああそうさ、特別に今回は脳への“縛り”を教えてあげるよ」
瓦礫の中にまじり、キラリと鈍い光を見せる藍色のおしゃぶり
そして、そのすぐそばでコツリ・・・と小さく足音がする
「勝利を疑った者は、自爆する」
脳に“縛り”を作るなどという超高難易度の幻術を扱うことができる人物など、今この場に置いてはたった1人しかいない
そう―――――
それは呪解したマーモンだった
マ「奥義、バイパー・ミラージュ・Rをかけられた者は勝利を疑った瞬間に肉体にダメージを受けることになるのさ、風のようにね」
そして、そのダメージは精神的に追い詰められ、負けを認めるほどに
敵の優位性にショックを受けるほどに大きくなるらしいなんとも厄介な幻術だった
だが、どんな技にも弱点というものがある
この奥義は強大な分、対象者を絞れないようだ
だから、このフロアにいる全ての人間に技がかかり
戦いに参加する気があまり無いとはいえ、敵であるAはもちろん
すでに時計を壊されたスクアーロとベル
そして、ザンザスとマーモン自身にまでかけられてしまっているのだ
マ「だけど『勝利を疑う』という“縛り”は正解だったと思うよ、ボスの勝利への自信が揺らぐわけないからね
ね、ボス」
風「勝利への自信なら雲雀恭弥も負けていませんよ、そして今は参加する兆しが無いとはいえ、ピエロにも言えるでしょう」
ちらりと風の視線がAに向けられるのだが
当の本人は困ったような表情を浮かべ、ポリポリと頬を掻いている
主「あの〜、それぞれ緊張感が高まって盛り上がってきてるところも〜んのすごく申し訳ないんだっけど、たぶん、Jeにマーモンさんの奥義は効かないと思うよ〜」
―――
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-翼-(プロフ) - Luna☆様＞ありがとうございます＾＾シルクのメンバーが出てくるかどうかはお楽しみです(^^♪これからも頑張っていきます(｀･ω･´)ゞ (2013年8月11日 16時) (
レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - sognoさん» ピエロンは正直者ですからｗいやー、書いてて結構楽しかったです(#^^#) (2013年8月11日 16時) (レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - マモン様＞やっぱりヒバリンとくればピエロンかな？なんて思ってそうしましたｗ羽の位置もさることながらサイズ感も悩みましたね(*´・д・)(・д・｀*)ﾈｰ (2013年8月11日 16時) (レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
Luna☆(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 第二弾、楽しみです！今度はシルクの人も出るのですか？！楽しみ！頑張ってください！応援しています！ (2013年8月11日 2時) (レス) id: 82bb314cbd (このIDを非表示/違反報告)
sogno(プロフ) - まさかの怪物使いの番外編！ピエロンちゃんが可愛すぎました♪納得のお喋りさんｗ (2013年8月11日 0時) (レス) id: 10efac65b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-翼- | 作成日時：2013年6月29日 20時
