307話 ページ38
主「くぅ・・・はぁ」
頬についた自らの血を荒々しく拭き取り、再び傷口を右手で覆う
肩から細く流れる血は腕を伝い、バトラーウォッチのベルトの一部を赤く染め
ポタリ、ポタリ、と地面に赤い斑点を描いた
バ「なんだ、殺気といいショート・ワープを見切ったことといい、まさか彼が妨害に来たのかと思ったけどどうやら違ったようだ」
Aとの間合いを取りつつ、正面に向き合うイェーガーの肩にバミューダがまた乗っかる
リ「・・・言っとくがそいつ女だぞ」
バ「そんなことわかってるさ、でも彼は化けるのが得意だからね、だけどよかったよ、彼ならそんなダメージ負わないし、もっといやらしい戦い方をしてくる」
ヴェ「さっきから彼だのなんだの言っているが、貴様いったい誰のことを言っているのだ」
バ「・・・・・・シルクファミリー、雲の守護者ミザール」
唐突にバミューダの口から告げられたシルクファミリーという言葉
何の前触れもなく現れたフランスマフィアの名前に小さな動揺が走る
だが、復讐者にまでその名を覚えられる雲の守護者ミザールとは一体何ものなのだ
バ「ほんの1,2年前の話さ、シルク全体ではなくミザール君とちょっとした小競り合いがあってね、その時彼は・・・・・・たった1人で5人の復讐者を相手取り、ほぼ無傷で勝利を収めた奴さ」
全―道復「「「！！？」」」
六「1人でも相当な実力ある復讐者を5人も、ですか」
ディ「しかもほぼ無傷だと！？」
リ「それがピエロだって言いてーのか？」
謎多き存在として知られるシルクファミリー
今までボスはもちろん、幹部の名前1つすら知ることができなかったこともあり、バミューダとAに一気に注目が集まる
バ「いいや、それは違うね、彼は回避能力がムダに高いうえ、精神的に追い詰めるような戦い方を得意とする、命は殺さずとも精神を殺すようなエグいやり方さ
おかげでその5人は今でも再起不能のままさ」
マ「精神だって・・・」
リ「とんでもねーやつだな」
バ「だけど、彼女はミザール君と何らかの関わりがある可能性は考えたほうがよさそうだね
君の使う武器の特徴的な装飾が少し彼と似ている、ありえるなら部下か何かかな」
僅かに目線が流れた先には地面に刺さったAの短剣
Aはシルクの外部要員である以上なんらかの関わりがある可能性はあるが
当の本人は否定も肯定もせず、ただ笑みを浮かべたままだった
―――
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-翼-(プロフ) - Luna☆様＞ありがとうございます＾＾シルクのメンバーが出てくるかどうかはお楽しみです(^^♪これからも頑張っていきます(｀･ω･´)ゞ (2013年8月11日 16時) (
レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - sognoさん» ピエロンは正直者ですからｗいやー、書いてて結構楽しかったです(#^^#) (2013年8月11日 16時) (レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - マモン様＞やっぱりヒバリンとくればピエロンかな？なんて思ってそうしましたｗ羽の位置もさることながらサイズ感も悩みましたね(*´・д・)(・д・｀*)ﾈｰ (2013年8月11日 16時) (レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
Luna☆(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 第二弾、楽しみです！今度はシルクの人も出るのですか？！楽しみ！頑張ってください！応援しています！ (2013年8月11日 2時) (レス) id: 82bb314cbd (このIDを非表示/違反報告)
sogno(プロフ) - まさかの怪物使いの番外編！ピエロンちゃんが可愛すぎました♪納得のお喋りさんｗ (2013年8月11日 0時) (レス) id: 10efac65b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-翼- | 作成日時：2013年6月29日 20時
